管理栄養士の履歴書の正しい書き方!自己PR・志望動機の例文、面接時のマナー
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就職、転職活動において特に重要な履歴書。採用担当者が会いたいと思うような、魅力的な履歴書を作成するにはどうすれば良いのでしょうか?管理栄養士の履歴書は、基本的な書き方は一般的な履歴書と同じですが、今回は管理栄養士ならではのポイントや面接時の注意点も紹介します!
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管理栄養士の履歴書の基本ルール
履歴書に記入する学歴や職歴は故意ではなくても間違ってしまうと学歴詐称や経歴詐称となる可能性もあります。
学校名や学部・学科名、企業名や勤続年数などはすべて正確に記入しましょう。
学歴・職歴欄の書き方・ポイント
履歴書における学歴および職歴欄は、応募者の最終学歴を含む学歴および職業経験を伝える重要な部分です。
そこで、まずは学歴と職歴を記載する際のポイントについて説明します。
<学歴・職歴の正しい書き方・ポイント>
- 学歴欄の1行目中央に「学歴」、職歴欄の1行目中央に「職歴」と記入する。
- 学校名は省略せず、学部・学科まで記入する。
- 原則として高等学校入学から記入する。
- 入学・卒業年は和暦か西暦のどちらかに統一する。
- 職歴は、短期間であっても全て正確に記入する。
- 職歴は所属先や役職なども記入する。
- 退職理由は「一身上の理由により退職」と記入するのが一般的
上記のポイントに沿って書いた学歴・職歴が以下のとおりです。
【学歴・職歴の記入例】
年 | 月 | 学歴・職歴 |
---|---|---|
学歴 | ||
平成〇〇年 | 4月 | 〇〇市立〇〇高等学校 入学 |
平成〇〇年 | 3月 | 〇〇市立〇〇高等学校 卒業 |
平成〇〇年 | 4月 | 〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇〇専攻 入学 |
平成〇〇年 | 3月 | 〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇〇専攻 卒業 |
職歴 | ||
令和〇〇年 | 4月 | 医療法人〇〇会〇〇病院〇〇課 入職 |
令和〇〇年 | 8月 | 一身上の都合により退職 |
令和〇〇年 | 9月 | 株式会社〇〇〇〇課 入職 現在に至る |
以上 |
たとえ正社員としてのブランクがあったとしても、「子育て中は給食調理のパートを続けていた」など、管理栄養士の仕事に活かせる経験は記入するとよいでしょう。
志望先によっては、プラスに評価される可能性があります。
すでに退職日が決まっている場合などは「退職予定」と書きます。
職歴の最後には「現在に至る」と記入しましょう。
また、「経歴はこれで終わりです」ということを示すために、「以上」と右詰めで記入しましょう。
免許・資格の書き方
免許・資格については、管理栄養士の業務に関係ないものもすべて記入するようにしてください。
ただし履歴書に書く際は、以下のポイントを踏まえて記入しましょう。
- 免許、資格は正式名称で記入し、自動車免許などの免許を最初に、次に資格を記入
- 和暦、西暦のどちらを使用するかは他の記入欄と統一、取得年月日が古いものから順に記入
- すべての免許、資格を記入したら、最後に「以上」と記入
【免許・資格の例】
年 | 月 | 免許・資格 |
---|---|---|
平成〇〇年 | 2月 | 普通自動車第一種免許 取得 |
平成〇〇年 | 5月 | 管理栄養士免許 取得 |
以上 |
管理栄養士免許を取得している場合は、栄養士免許を省略し、管理栄養士免許のみを記載するのが一般的です。
管理栄養士養成校に通学中で、国家試験受験前の場合は、「管理栄養士免許取得見込み」「栄養士免許取得見込み」両方を記入してください。
取得時期については、栄養士資格は卒業月の3月、管理栄養士免許は合格発表後、申請ができるようになる4月としておくのが無難です。
また、現在管理栄養士免許取得に向けて勉強中の場合は、年月欄に「現在」と記入し、免許・資格欄に「管理栄養士免許取得に向けて勉強中」と記載することで、意欲的に取り組んでいる姿勢をアピールできます。
手書きとPCどちらで作成するか
採用企業から特に指定がない限り、履歴書は手書きでもパソコン作成でも構いません。
新卒採用では、個性を表現しやすい手書きの履歴書が好まれる傾向があります。
一方、中途採用では、スキルや経験、実績といった内容が重視されるため、作成方法が合否に影響することはほとんどありません。手書きで個性をアピールしたい、効率的に転職活動を進めたいなど、状況に合わせて作成方法を選択すると良いでしょう。
不安に感じたりする場合は、応募先企業に直接問い合わせて、企業の意向を確認すると良いでしょう。「御社が推奨するフォーマットはありますか?」といった質問は、応募先企業の意向を尊重する姿勢を示すことができ、熱意が伝わりやすくなります。
履歴書作成のNG例
基本的な書き方と履歴書を書く際に注意すべきNGポイントを紹介します。
少しでもマイナスなイメージを与えないためにもポイントを押さえて、正しい履歴書の書き方をマスターしていきましょう。
<注意するポイント>
- 誤字脱字
- 話し言葉になっている・敬語を間違えている
- 「ですます」調が混在し、統一性のない文章になっている
- 本人希望欄を空欄にしない
- 修正ペン・テープを使用しない
- 履歴書の使い回しはしない
- 鉛筆・シャープペンシル・消せるボールペンは使用しない
履歴書作成の際には、黒色のボールペンを使うのが基本ルールです。履歴書の書き間違えに修正テープや修正ペンを使わず、新しい履歴書に書き直しましょう。
履歴書に空欄があると、記入漏れとみなされ、マイナスの印象を与えかねません。原則として空欄は避け、「特になし」と記載するようにしましょう。
また、Webサイトに書かれている志望動機や自己PRをそのまま使うこともNGです。自分の言葉や内容に変えて記入するようにしましょう。
スカウトサービス登録はこちら管理栄養士の志望動機の書き方(例文付き)
ここでは、中途、新卒の方向けに志望動機の例文をご紹介します。 これらの例文を参考にしながら、あなたの熱意が伝わるオリジナルの志望動機を作成してましょう。
志望動機の正しい書き方とポイント
採用担当者が知りたい情報を盛り込むことが、志望動機を作成する際の重要なポイントです。 特に重要な3つのポイントを解説していきます。
- 「なぜ」その企業に魅力を感じたか
- 自分のスキル・実績をどう活かせるか
- 転職後に実現したいこと
「なぜ、他の企業ではなく応募先を選んだのか」を志望動機に盛り込むことで、志望度の高さをアピールできます。できるだけ具体的に書きましょう。企業の理念や事業方針をホームページで確認したり、同業界の企業と比較したりすることで、応募先の魅力的な点を見つけることができます。
志望動機には、「自分の経験やスキルを入職後にどう活かせるか」を記入しましょう。
応募先の業務内容を理解し、自分の言葉で表現することで、貢献できる点をアピールできます。 自分のスキルや知見を、応募先の業務と結びつけて具体的に示すことで、業務内容を理解した上で応募している姿勢が伝わり、採用担当者に良い印象を与えられます。
入社後に取り組みたい業務や目標を具体的に記入することで、将来のビジョンやキャリアパスを明確にしていること、そして実際に働くイメージができていることを伝え、意欲の高さをアピールすることができます。
入社後のやりたいことを限定しすぎると、「他にやりたいことはないのか」と捉えられてしまう可能性があります。そのため、やりたいことを絞りすぎず、「仕事を通して実現したいこと」をイメージして記入することが重要です。
キャリア別志望動機の例文
<良い例>
貴園の食育理念に深く共鳴し、管理栄養士としての専門性とこれまでの経験を活かし、子どもたちの成長を食の面から丁寧に支えたいと考えております。
具体的には、大学で培った栄養学の知識に加え、病院実習で得た臨床経験を活かし、貴園の給食献立作成やアレルギー対応、食に関する指導に貢献したいです。
また、食育イベントの企画・運営にも積極的に関わりたいと考えております。
将来的には、貴園の栄養部門をリードし、保護者の方々との連携も強化しながら、より質の高い食育を提供できるよう尽力したいと考えております。
<悪い例>
管理栄養士の資格を活かした仕事がしたいと考えております。
貴社は休みも多く、福利厚生も充実しているためとても魅力を感じました。以前から、食事を作るのが好きで、料理の知識には自信があります。食を通して人々の健康を支えたいという強い思いがあり、大学で栄養学を専攻し、専門知識と実践スキルを習得しました。
貴社では、これらの経験を活かし、健康に貢献したいと考えています。また、栄養士として早く一人前になりたいと考えております。頑張りますのでよろしくお願いします。
<悪い例の解説>
- 企業の魅力への言及が表面的:待遇面に偏った記述が見受けられる場合、仕事内容への意欲が伝わりにくくなることがあります。応募先企業ならではの魅力や、その企業で成し遂げたいことを明確に記述しましょう。
- 貢献への疑問:食事を作るのが好き、料理の知識には自信がある等の個人の趣味や能力をどのように企業の貢献に繋がるのかを具体的に示すことで、企業側はあなたを採用するメリットをイメージしやすくなります。
- 具体性の欠如:「食を通して人々の健康を支えたい」という思いは抽象的なので、具体的なエピソードや、管理栄養士としての専門性を活かした貢献例を記述しましょう。あなたの熱意や能力がより一層伝わるでしょう。
- 主体性の弱さ:「早く一人前になりたい」という謙虚な姿勢は好印象ですが、即戦力としてどのように貢献できるかを具体的に示すことで、企業側はあなたの主体性や積極性を感じ取ることができるでしょう。
- 入社意欲の低さ:全体的に自己PRの要素が強いため、応募先企業の魅力や、入社意欲を具体的に記述しましょう。
<良い例>
貴院の「患者様一人ひとりに寄り添った食事」という理念に共感し、管理栄養士として貢献したいと考え志望いたしました。
保育園での献立作成、アレルギー対応などを経験し、食事は心と体の健康にとても大切だと感じました。貴院では、これまでの経験を活かし、患者様の状態や嗜好に配慮した食事を提供し、食環境づくりにも貢献したいです。
将来的には、貴院の栄養部門を牽引できる管理栄養士として成長したいと考えております。
<悪い例>
現在の職場では、ほぼ毎日残業があり、プライベートな時間を確保することが難しく、心身ともに疲弊してしまい、このような状況が長く続くことに不安を感じ、残業がなく落ち着いて働ける職場への転職を希望しています。
貴社は、ノー残業デイなど、ワークライフバランスを重視した働き方を推進されており、大変魅力を感じています。また、人々の役に立つという貴社の企業理念に共感し、一員として社会に貢献したいと考えております。
私の強みは計画性です。管理栄養士として、計画的に業務を遂行することで貴社に貢献したいと考えています。
<悪い例の解説>
- ネガティブな退職理由:前職の残業の多さやプライベートの確保が難しいといった不満が主な転職理由として語られており、採用担当者にネガティブな印象を与えかねません。退職理由を伝える際は、前向きな言葉を選び、新たな職場で実現したいことに焦点を当てると良いでしょう。
- 企業の魅力への言及が表面的:ワークライフバランスへの関心は伝わりますが、具体的なエピソードや企業の取り組みへの理解が示されると、企業理念への共感がより深く伝わります。
- 自己PRと志望動機の関連性の薄さ:強みとして「計画性」を挙げていますが、それがどのように応募先の管理栄養士の業務に活かせるのか具体的な説明があると、企業側はあなたの貢献をイメージしやすくなります。
- 主体性の低さ:「残業がなく落ち着いて働ける職場」という受け身な希望が強く感じられてしまうので、企業に貢献したいという意欲がより明確に伝わるような表現を心がけると、良い印象を与えられるでしょう。
- 具体性の欠如:社会にどのように貢献したいのか、管理栄養士としてどのような目標をお持ちなのかなど、具体的なビジョンを示すことで、あなたの熱意や専門性がより一層伝わるでしょう。
管理栄養士の自己PRの書き方(例文付き)
自己PRでは、応募先の企業が求める能力やスキルを踏まえ、自身の強みを効果的に伝えることが重要です。以下の点を意識して記述しましょう。
<ポイント>
- 経験・実績を洗い出す
- 根拠となるエピソード(実体験)を用意する
- 求められる能力を想像し、スキル・実績がどう活かせるか考える
これまでの職務経歴を振り返り、ご自身の経験やスキル、実績を可能な限り具体的に書き出してみましょう。
「なぜこの業務で成果を上げられたのか」「どのような評価を得られたのか」「仕事のどのような点にやりがいを感じたのか」といった視点から客観的に分析し、ご自身の仕事に対するこだわりや周囲からの評価、自身の強み、仕事を通して感じた喜びなどを整理しましょう。
アピールしたい強みが明確になったら、根拠となる具体的なエピソードを盛り込みましょう。
どのような強みを活かし、どのような成果を上げられたのかを具体的に記述することが重要です。成果や実績を示す際には、関与人数、期間といった数値を活用することで、説得力のある内容になります。
転職後に整理された内容をどのように活用できるかを明確にアピールすることが重要です。具体的なスキルや経験をどのように業務に活かせるかを記述しましょう。
また、志望動機との一貫性を意識しましょう。例えば、「貴社の自由で柔軟な社風に惹かれた」と伝えているのに、自己PRは「堅実性」をアピールしたとすれば、「どちらが正しいのだろう?」と疑念や不安を抱かれてしまいます。
キャリア別自己PRの例文
<良い例>
私は、大学で栄養学を専攻し、管理栄養士資格取得に向けて勉学に励んで参りました。幼少期から続けているバスケットボールを通じて培った体力と精神力には自信があります。チームワークを大切にし、目標達成に向けて努力する姿勢は、貴社においても活かせると確信しております。
貴社では、チームワーク医療を重視していると伺い、私の協調性が活かせると感じました。大学で学んだ知識とバスケットボールで培った経験を活かし、多職種と連携して患者様に寄り添った栄養サポートを提供し、貴社に貢献できるよう精一杯努めて参ります。
<悪い例>
大学では栄養学を専攻し、管理栄養士の資格を取得しました。私の強みは協調性です。グループワークではメンバーと協力して課題に取り組みました。サークル活動でもメンバーと協力してイベントを成功させました。
貴社でも、周りの方々と協力して仕事を進めていきたいです。チームワークを活かして、早く仕事を覚えて貢献できるように頑張ります。
<悪い例の解説>
- グループワークやサークル活動で培われた協調性が、応募先の企業でどのように活かせるのかを具体的に記述しましょう。
- 「周りの方々と協力して仕事を進めていきたい」「チームワークを活かして、早く仕事を覚えて貢献できるように頑張ります」といった表現が抽象的なので、主体性や具体的な貢献意欲を記述しましょう。
- 「早く仕事を覚えて貢献できるように頑張ります」という言葉から意欲は感じられますが、具体的な計画やどのように貢献したいのかを記述すると、より効果的にアピールできると考えられます。
- 全体的に自己PRの内容が薄いため、内容をさらに充実させ、管理栄養士としての専門性やスキルを具体的に記述することで、あなたの強みがより明確に伝わるでしょう。
<良い例>
私はこれまで、保育園で管理栄養士として経験を積んでまいりました。献立作成、栄養指導、食育活動、アレルギー対応など、多岐にわたる業務に携わってきました。特に、保護者の方々との密なコミュニケーションを大切にし、お子さんの食に関する悩みや相談に丁寧に対応することで、信頼関係を築いてきました。アレルギーを持つお子さんへの個別対応では、保護者の方と連携を取りながら、除去食の献立作成や調理方法を工夫し、安全で美味しい食事を提供できるよう努めてきました。
貴院では、患者様一人ひとりに寄り添った食事を提供されており、これまでの経験とコミュニケーション能力を活かし、栄養面からサポートすることで貢献できると考えております。また、チーム医療の一員として、多職種との連携を密に行い、患者様のQOL向上に努めていきたいと考えています。
<悪い例>
私の強みはコミュニケーション能力です。以前の職場では、誰とでも仲良くなれるムードメーカーでした。患者さんや他のスタッフともすぐに打ち解け、毎日楽しく仕事をしていました。職場はいつも明るく、笑顔があふれていました。退職した今でも、以前の職場の仲間とは連絡を取り合っています。新しい職場でも、このコミュニケーション能力を活かして、貴院に貢献できるよう努めていきたいと考えています。
<悪い例の解説>
- ムードメーカーであったという点は、職場の雰囲気を和やかにする上でプラスになると思われますが、専門性や業務遂行能力が伝わるような具体的なエピソードを盛り込むとよりアピールになるでしょう。
- 以前の職場の楽しさや人間関係の良さばかりが強調され、新しい職場への具体的な貢献意欲や目標が不明瞭。応募先企業での目標やどのように貢献したいかを具体的に記述しましょう。
- 退職理由について、より具体的な説明があると、転職によって何を実現したいのかが明確になり、採用担当者の方もあなたのキャリアプランを理解しやすくなります。
- 全体的に自己PRの内容が主観的な内容が多く、客観的な実績や具体的なエピソードが不足している。
封筒の書き方・郵送&提出時のマナー
履歴書の封筒の書き方、郵送・手渡しのマナーに不安はありませんか? 採用担当者に失礼のないよう、封筒作成の重要ポイントと提出時の注意点をしっかり確認しましょう。
封筒の書き方(例)
履歴書を送付する際に使用する封筒の書き方を下記2つのパターンに分けて紹介します。
会社など組織宛てに履歴書を送る時は、下記ポイントに気を付けましょう。

- 社名は略さず正式名称で書く
社名を書く際は、略さず正式名称で書きましょう。
社名は固有名詞に該当するため、「○○(株)」「(有)○○」などのように略した表記は失礼にあたる可能性があります。 - 敬称は「御中」を使用する
企業や部署といった組織や団体宛に書類を送る際、「御中」は敬称として用いられます。
会社名に続けて「御中」と記載するのが一般的です。部署名まで含めて宛名とする場合は、「〇〇株式会社 ▲▲部 御中」のように記述します。

- 敬称は「様」を使用する
企業名や部署名の後に個人名を続ける場合、「御中」と「様」を併用すると二重敬語となるため避けましょう。
企業名・部署名を記した後に個人名を書き、「様」と記載するのが適切です。 - 役職名+様の表記は避ける
役職名に「様」を付けることも二重敬語にあたり、ビジネスマナー違反とみなされる可能性があります。
宛名を書く際は、「役職名+個人名+様」とするのが適切です。
送付時のマナー・ポイント
履歴書を入れた封筒を送る際に気を付けたいマナーについて説明します。郵送する時は、以下のマナーを意識しましょう。
- 履歴書を入れる封筒は、白色の角形A4号または角形2号を選びましょう。
- 封筒の表面左下に、「履歴書在中」と赤字で記入する(職務経歴書など応募書類が複数ある場合は「応募書類在中」と記入しましょう。)
- 封筒の裏面に自分の住所、氏名を記入、切手はまっすぐに貼る
- 書類は「送付状→履歴書→職務経歴書→その他書類」の順に書類を並べ、クリアファイルに入れましょう。
- 封筒は「〆」マークで封をする
- メールでの連絡が可能であれば、履歴書を送付したことをメールで知らせる
封筒を手渡しする際のマナー
履歴書を送らずに、手渡しする時にもマナーがあります。手渡しする時は、以下のマナーを意識しましょう。
- 手渡す前に封筒から書類を取り出す
履歴書を直接手渡す際は、封筒から取り出し、クリアファイルに入れた状態で、封筒を下にして重ねて渡しましょう。
封筒に入れたまま渡すと、採用担当者の手間になります。事前に封筒から書類を出しておきましょう。 - 採用担当者から見て読める方向になるように持つ
手渡す際、書類の向きは、採用担当者から見て正しい方向になるように持ちます。
採用担当者にとって読みやすい向きで手渡すことで、採用担当者は受け取った後すぐに履歴書を確認できます。
管理栄養士の面接対策
面接時の持ち物・基本マナーの確認と、管理栄養士の面接でよくある質問とその回答例を紹介します。詳しくは以下の記事で解説を行っています。併せて参考にしてください。

管理栄養士面接対策|これで万全!基礎知識から頻出質問まで
管理栄養士の面接に対する不安を解消!基礎知識、持ち物、よくある質問や回答例、事前準備を徹底解説します。
詳細を見る面接時の持ち物
<基本の持ち物>
A4サイズの書類が入るカバン
提出書類(履歴書、職務経歴書など)
クリアファイル
メモ帳・筆記用具
身分証明書
スマートフォンまたは携帯電話
求人票(募集要項)や会社案内、担当者の連絡先データ
交通系ICカードまたは現金
ハンカチ
ティッシュ
<あると安心な持ち物>
企業(面接会場)周辺の地図のコピー
手鏡
印鑑
腕時計
予備のストッキング
折り畳み傘
薬・口臭・消臭ケア用品
モバイルバッテリー
メガネやコンタクトレンズの予備
身だしなみを整えられるもの
飲み物
面接時の基本マナー
服装は男女ともにスーツが基本です。色は黒、紺、グレーなどの落ち着いたものを選びましょう。男性の場合、派手すぎない明るい色のネクタイと白いYシャツを着用し、ボタンダウンシャツは避けてください。
女性の場合、パンツスーツ、スカートスーツどちらでも問題ありません。スカート丈は着席時に膝が隠れる長さが安心です。メイクやアクセサリー、時計は華美にならないように注意しましょう。
髪の色やヘアスタイルはビジネスパーソンとして常識の範囲内であれば問題ありませんが、表情が隠れないようにし、面接中に髪を触る癖がある場合は整髪料でセットするか、まとめるなどして落ち着きのある印象を心がけましょう。
鞄は原則としてビジネスバッグを選び、色は黒、紺、ベージュ、茶色などの落ち着いた色合いで、A4サイズの書類が折らずに収納できるものが適切です。リュックはカジュアルな印象を与えるため避けましょう。
面接当日は、約束時間の10分前には受付を済ませます。到着が早すぎるのも失礼にあたります。入館前に身だしなみの最終確認をすると良いでしょう。入口に入る前にコートを脱ぎ、携帯電話の電源を切っておきましょう。
控室では、 案内されるまで静かに着席し、呼ばれるまで待ちましょう。先客がいる場合は静かに振る舞い、案内係の指示があればそれに従いましょう。
遅刻しないことが大前提ですが、やむを得ず遅れそうなときは、慌てずに、まずは採用担当者に連絡しましょう。
よくある質問と回答例
氏名、職務経歴、志望動機、結びの挨拶を簡潔に述べます。最初の質問のため、30秒から1分程度でまとめてください。
回答例
◯◯(氏名)と申します。専門学校を卒業後、◯◯保育園に勤務し、子ども達の食生活をサポートしております。
3年前に管理栄養士の資格を取得し、今後は病院で管理栄養士として、患者様に対し栄養指導を通して食事の面から体調を支える仕事がしたく、御院に応募いたしました。これまでの経験を活かして貢献できればと考えております。
現在も在籍中で約◯年間勤務しております。本日は、どうぞよろしくお願いいたします。
応募先の法人理念、サービス内容、独自性などを理解し、「この職場だからこそ」という気持ちを伝えましょう。これまでの経験やスキルを具体的に示し、入職後にどのように貢献できるかを伝えることが重要です。
回答例
御院の「患者様一人ひとりに寄り添った食事」という理念に共感し、管理栄養士として貢献したいと考え志望いたしました。保育園での献立作成、アレルギー対応なども経験し、食事は心と体の健康にとても大切だと感じました。
御院では、これまでの経験を活かし、患者様の状態や嗜好に配慮した食事を提供し、食環境づくりにも貢献したいです。将来的には、御院の栄養部門を牽引できる管理栄養士として成長したいと考えております。
管理栄養士・栄養士を目指したきっかけについて、自己分析を通して過去の経験や思いを振り返り、当時の気持ちを自分の言葉でまとめましょう。
回答例
幼少期から料理が好きで、食卓を囲む家族の笑顔が私の喜びでした。成長するにつれ、食事は単なる栄養補給ではなく、健康や生活の質を左右する大切な要素だと気づき、管理栄養士の道を目指すようになりました。食に関する知識を深める中で、予防医学やスポーツ栄養など、多様な分野で活躍できる管理栄養士の可能性に魅力を感じ、人々の健康を食から支えたいと強く思うようになりました。
まとめ
この記事では、管理栄養士の履歴書作成から面接対策まで、順を追って詳しく解説しました。あなたの魅力を最大限に引き出す履歴書の書き方、自信を持って面接に臨むための準備、そして、あなたの熱意を伝えるためのポイントをお伝えしました。
履歴書は、あなたの「これまで」と「これから」を繋ぐ大切な架け橋です。丁寧に作成することで、あなたの熱意が採用担当者にしっかりと伝わるはずです。そして、面接は、あなたの言葉で直接想いを伝えるチャンスです。自信を持って、あなたの夢や目標を語ってください。
この記事が、あなたの新しいスタートを応援する力になれば、とても嬉しいです!未来に向かって、輝かしい一歩を踏み出してください!
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