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【例文付き】社会福祉士の履歴書の書き方 | 志望動機・自己PRの例や一般企業からの転職についても解説!

  • 更新日
投稿者:牧野 由都菜

転職活動をする際に欠かせない履歴書。
いざ書いてみようとすると、書き方は合っているのか、この履歴書で選考通過できるのか、不安になりますよね。

今回は社会福祉士の履歴書の書き方について、基本ルールの確認から、自己PRや志望動機のポイントまで徹底解説します。
社会福祉士としての転職が初めての方や、履歴書作成に不安がある方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んで、転職活動を成功させましょう!

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目次



社会福祉士の履歴書の基本ルール

履歴書は、あなたの第一印象を決定づける重要な書類。丁寧に、過不足なく記入することが望ましいです。

ここでは、基本事項の書き方や間違いやすいポイントを解説します。


学歴・職歴の書き方

学歴・職歴は、あなたのこれまでの学びや経験を伝える重要な項目です。時系列に沿って正確に記載しましょう。

一般企業の職歴も必ず記載し、空白期間がないようにします。

学歴・職歴を書く際のポイントは以下の通りです。


  • 一行目の「学歴」「職歴」は中央に揃える
  • 大学や専門学校の学部・学科名は省略しない
  • 編入や休学歴がある場合は理由も添えて「学歴」に記入
  • 入学・卒業年は和暦・西暦表記のいずれかに統一する
  • 職歴は配属先や役職なども記入
  • 枠に余裕があれば業務内容も簡潔に記入
  • 退職した場合は「一身上の都合により退職」と書くのが一般的

これらのポイントを踏まえた職歴・学歴欄を書くと、以下の例のようになります。


【学歴・職歴の例】

学歴・職歴(各別にまとめて書く)

学歴

20XX年

4

○○県立○○高等学校 普通科 入学

20XX年

3

〇〇市立〇〇高等学校 卒業

20XX年

4

○○大学 文学部 社会福祉学科 入学

20XX年

3

○○大学 文学部 社会福祉学科 卒業

20XX年

4

○○大学大学院 社会福祉学研究科 修士課程 入学

20XX年

3

○○大学大学院 社会福祉学研究科 修士課程 修了

職歴

20XX年

4

社会福祉法人○○○○ 入職

地域包括支援センターにて、高齢者の総合相談支援業務に従事。ケアプラン作成、関係機関との連携、および地域住民への広報活動を担当。

20XX年

3

社会福祉法人○○○○ 一身上の都合により退職

現在に至る

以上


大学や短期大学以外に、一般養成施設や短期養成施設で社会福祉士の資格を取得した場合でも、その養成施設を学歴欄に記載して問題ありません。特に一般養成施設は、働きながら学習した経験をアピールする場にもなるため、記載するのが一般的です。


養成施設を学歴欄に記載する際は、必ず時系列に沿って正確に記入してください。


免許・資格欄の書き方

免許・資格欄については、取得年月を正確に記載し、正式名称で記入しましょう。

履歴書に記載する際のポイントは以下の通りです。


  • 最初に自動車免許などの免許を書き、次に資格を記入
  • 免許・資格名は正式名称で記入
  • 保有している免許・資格をすべて記入
  • ※なお、保有資格が多く書ききれない場合は、業務に関連性の深い資格を優先して記載します


「取得」「合格」「修了」どれが正しい?

免許や資格名の後ろには、1文字スペースを空けて「取得」「合格」など、どのような状況にあるかを記入します。

一般的な書き方のルールは以下のとおりです。


  • 免許証が交付されるもの:取得
  • 合格証が交付されるもの:合格
  • 指定の教育や訓練、研修などを完了したもの:修了

介護業界で取得できる資格の正式名称と書き方を紹介します。


正式名称 免許・資格欄の書き方
介護職員初任者研修 介護職員初任者研修過程 修了
認知症介護基礎研修 認知症介護基礎研修過程 修了
介護福祉士実務者研修 介護福祉士実務者研修過程 修了
介護福祉士 介護福祉士資格 取得
社会福祉士 社会福祉士資格 取得
精神保健福祉士 精神保健福祉士資格 取得
介護支援専門員 介護支援専門員資格 取得
認定ケアマネジャー 認定ケアマネジャー資格 取得

試験合格前や、登録前の書き方は?

社会福祉士資格を取得見込みの状態で転職活動をする場合は、どのような記載をすれば良いのでしょうか。

それぞれの状況に応じて、以下を参考に記入してください。


  • 社会福祉士の受験資格を有し、国家試験を受験するまでの期間
    →社会福祉士資格 受験予定
  • 国家試験を受験し、結果待ちの状態
    →社会福祉士資格 結果待ち
  • 国家試験に合格し、登録するまでの期間
    →社会福祉士資格 合格
  • 登録が完了した状態
    →社会福祉士資格 取得

取得年月はいつ?

資格の「取得日」は、一般的に「合格発表日」ではなく、「登録日」を記載します。
社会福祉士の場合は、登録証に記載されている日付を記入してください。


履歴書は手書きとパソコン作成、どちらがいいの?

手書きかパソコン作成、どちらが良いかという明確なルールはありません。

内容が丁寧で正確であれば、どちらで作成しても問題ないでしょう。


しかし、医療・福祉業界での転職の場合、手書きでの作成をおすすめします。

医療・福祉業界では「人柄採用」が多い傾向にあるため、手書きの方が人柄が表れてアピールできるからです。

「熱意をアピールしたい」「効率的に転職活動を進めたい」など、状況や目的に応じて作成方法を選ぶとよいでしょう。


ただし、応募先から指定があった場合は、指示に従って作成してください。

不安な方は、「貴施設が指定するフォーマットはありますか?」など、応募先に直接確認してみるとよいでしょう。


履歴書作成のNGルール

履歴書を作成する際には、いくつか避けるべきNGルールがあります。

下記のNGルールに注意することで、採用担当者に好印象を与え、書類選考を突破しやすくなります。


  • 誤字脱字
    履歴書は正式な書類です。誤字脱字は、注意力不足や仕事の丁寧さに欠ける印象を与えてしまいます。

  • 修正液・修正テープの使用
    誤って記載した場合でも、修正液や修正テープの使用は厳禁です。新しい履歴書に書き直しましょう。

  • 空欄が多い
    記入すべき項目に空欄が多いと、意欲がない、または情報が不足していると判断される可能性があります。
    埋められる箇所はすべて記入し、書くことがない場合は「特になし」と記入します。

  • 略語の使用
    正式名称を省略して記載することは避けましょう。例えば、「(株)」ではなく「株式会社」と記載します。

  • ネガティブな内容の記載
    退職理由など、ネガティブな内容はポジティブな表現に言い換えるか、簡潔に留めるようにしましょう。

  • 古い履歴書を使いまわさない
    複数の応募先に同じ履歴書を使い回すのは避けましょう。応募先ごとに、志望動機などをカスタマイズし、その施設や法人の特性に合わせた内容にすることで、入社への熱意を伝えることができます。

  • 西暦和暦の統一
    西暦と和暦、どちらを使用しても問題ありませんが、どちらか一方に統一しましょう。

  • 志望動機や自己PRの例文そのまま使わない
    Webサイトなどに書かれている志望動機や自己PRは、そのまま使用してはいけません。参考程度に用い、自分の言葉で書きましょう。

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社会福祉士の志望動機の書き方(例文付き)

志望動機では、あなたがその事業所を選んだ理由と、そこでどのように貢献したいかを伝えることが重要です。
採用担当者は、志望動機からあなたの熱意、適性、そして入社後の活躍イメージを読み取ります。


志望動機のポイント3選

志望動機を書く際は、下記の3つのポイントを押さえて作成しましょう。

また、文字数は300文字程度が望ましいです。


なぜ他ではなくその事業所を選んだのか

数ある社会福祉士の求人の中から、なぜこの事業所を選んだのかを具体的に説明しましょう。

事業所の理念、提供しているサービス、地域での役割、強みなどを事前に調べると、より説得力のある志望動機を書くことができます。


自分の経験スキルをどう活かせるのか

これまでの経験やスキルが、応募先の事業所でどのように活かせるかを具体的に記述します。

単に「経験があります」と述べるだけでなく、過去の経験から得た知識やスキルが、応募先の業務でどのように役立つのかを具体例を交えて説明しましょう。

社会福祉士としての専門知識はもちろん、コミュニケーション能力、課題解決能力、協調性などもアピールポイントとなります。


転職後に何をしたいのか

入社後にどのような目標を持って、どのような貢献をしたいのかを明確に示しましょう。

漠然とした目標ではなく、事業所の具体的な業務内容や今後の展開を踏まえて、どのように貢献していきたいのかを述べると、入職後の意欲やビジョンが伝わりやすくなります。


社会福祉士の経験がある場合の例文

社会福祉士としての実務経験がある方は、これまでの経験で培ったスキルや実績を具体的に示し、応募先の事業所でどのように貢献できるかをアピールしましょう。

前述のポイントをふまえた例文がこちらです。


例文
「私はこれまで、地域包括支援センターで社会福祉士として勤務する中で、多職種連携の重要性を深く認識いたしました。特に高齢者の複合的な課題に対しては、医療・介護・行政と密に連携し、包括的な支援計画の策定と実行に携わってきました。


貴法人の「地域に根差した支援」という理念と、貴施設が行っている地域住民向けの見守り活動や、多世代交流カフェの運営に強く共感しております。これまでの経験で培った調整力と課題解決能力を活かし、地域住民の皆様が安心して暮らせる社会の実現に貢献したいと考えております。入職後は、常に新しい知識を吸収し、貴施設の発展に尽力する所存です。」


一般企業の経験のみの場合の例文

社会福祉士としての実務経験はないものの、一般企業での経験がある場合は、その経験が社会福祉士の業務にどのように応用できるかを具体的に説明し、未経験から社会福祉士を目指す熱意を伝えましょう。

一般企業での経験は、以下のような強みに言い換えて志望動機や自己PRに活かすことができます。


  • コミュニケーション能力
  • 課題解決能力
  • 情報収集・分析能力
  • 企画力・提案力
  • 論理的思考力
  • 傾聴力

上述のポイントをふまえた例文は下記のとおりです。


例文
「私が前職の営業で培った傾聴力や提案力、コミュニケーション能力は、社会福祉士として利用者の方々に向き合う上でも役立つと考えています。これまでお客様との信頼関係を築いてきた経験も、多様な背景を持つ方々への支援に活かしていきたいです。


貴施設が掲げる「地域に開かれた共生社会の実現」という目標には深く共感しており、特に地域住民の誰もが気軽に立ち寄れる交流スペースやイベントの運営に感銘を受けました。未経験ではありますが、持ち前の学習意欲と向上心で専門知識を身につけ、貴施設の一員として利用者の方々を支え、地域社会に貢献できるよう精一杯努めます。」


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社会福祉士自己PRの書き方(例文付き)

自己PRは、あなたの強みや魅力を採用担当者に効果的にアピールする重要な項目です。

単なる長所を述べるだけでなく、それが応募先の事業所でどのように活かせるのか、具体的なエピソードを交えて伝えることが大切です。


自己PRのポイント3選

自己PRを書く際は、下記の3つのポイントを押さえて作成しましょう。

また、自己PRも300文字程度で書くのが望ましいです。


その職場で求められるスキルから逆算する

応募先の事業所がどのような人材を求めているのか、その職種に求められるスキルや資質を事前にしっかりと把握し、応募先のニーズに合致するものを優先的にアピールできると良いでしょう。


根拠となるエピソード(実体験)を用意する

どのような状況で、あなたがどのように行動し、どのような結果を生み出したのかを具体的に記述することで、あなたの強みに説得力が増します。また、数字や固有名詞を交えると、よりリアリティが増します。


転職後にどう活かせるかビジョンを示す

あなたの強みや経験が応募先の事業所でどのように活かされ、どのような貢献ができるのかを示しましょう。

入社後の具体的なビジョンを提示することで、採用担当者はあなたがその職場で活躍するイメージを持ちやすくなります。


社会福祉士の経験がある場合の例文

「前職では総合病院の医療ソーシャルワーカーとして、患者様とそのご家族が抱える多様な課題に対し、多職種と連携しながら解決に尽力してまいりました。特に、退院後の生活に不安を抱える患者様に対しては、入院中から病棟看護師や医師、リハビリテーションスタッフと密に連携し、患者様の要望に合わせ退院前カンファレンスを2回実施しました。これにより、退院後の在宅介護サービスの調整や経済的な支援制度の活用を円滑に進め、患者様からは「自宅に戻れて本当に安心した」と感謝の言葉をいただくことができました。


この経験から培った複雑な状況を整理し、最適な支援プランを構築する能力と傾聴力は、貴施設が掲げる「地域に根差したきめ細やかな支援」において、貢献できると考えています。」


一般企業の経験のみの場合の例文

「前職では法人営業として、お客様の潜在ニーズを引き出し最適なITソリューションを提案しました。特に新規開拓では半年で100社訪問し、20社と新規契約しました。この成果は、お客様の背景を深く理解し、最適な提案を構築する企画・提案力によるものです。


この経験で培った企画・提案力と多様な関係者との調整力は、社会福祉の現場で利用者様の多様な状況を多角的に捉え、個々に合った支援計画を立案・実行することに貢献できると考えています。社会福祉士としての経験はありませんが、ビジネスで培ったスキルを活かし、利用者様に寄り添い、地域社会の福祉向上に貢献したいです。」


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採用担当者はどこをチェックしているの?

履歴書の作成や面接の際、あなたの強みや経験を真摯に伝えることも大事ですが、担当者がチェックしているポイントも押さえて挑みましょう。

採用担当者がチェックしているポイントは以下の通りです。


  • 応募者の写真
  • これまでの経歴
  • 性格・人柄

また、面接時には以下のポイントもチェックしています。


  • 服装・身だしなみ
  • コミュニケーション能力

それぞれ解説していきます。


履歴書のチェックポイント

応募者の写真

履歴書の写真は、あなたの第一印象を左右する重要な要素です。

社会福祉士は利用者様、ご家族、医療関係者、その他の機関など、多くの人々と接するため、応募者の印象が重視される傾向にあります。


清潔感のある服装で、明るく真摯な表情の写真を添付しましょう。髪型やメイクにも気を配り、社会人としてふさわしい身だしなみを心がけてください。写真の写り方一つで、採用担当者に与える印象が大きく変わります。


専門的なアドバイスを受けながら撮影できる、写真館での撮影がおすすめです。


これまでの経歴

職歴は、あなたがこれまでどのような経験を積んできたかを示す部分です。社会福祉士としての経験はもちろん、一般企業での職歴も、そこで培ったスキルや知識が社会福祉士の業務にどう活かせるかを具体的に示すことで、評価につながります。


特に、短期離職が続いている場合は、採用担当者に「長く勤めてくれないのではないか」「何か問題があるのではないか」という懸念を抱かせることがあります。もし短期離職の経験がある場合は、その理由を正直に、かつポジティブに説明できるよう準備しておくことが重要です。例えば、「スキルアップのため」「新たな分野に挑戦するため」といった前向きな理由を伝えるようにしましょう。


性格・人柄


履歴書からは、あなたの性格や人柄が読み取れます。自己PRや志望動機の内容はもちろんですが、履歴書全体の丁寧さもチェックされています。具体的には、丁寧な字かどうか(手書きの場合)、誤字脱字や記入漏れ等がないか、といった点が重視されます。


面接時のチェックポイント

服装・身だしなみ

服装は、落ち着いた色のスーツを選ぶのが安心です。

シャツやブラウスは基本的に白で、目立つ色や柄は避けるようにしましょう。髪型は自然な色にして、長い場合はきちんとまとめます。乱れた髪や、前髪が目にかかるようなスタイルは、だらしない印象を与えやすいので良くありません。


私服でOKという指定がある場合は、私服でも構いません。
その場合は落ち着いた色で、清潔感のあるオフィスカジュアルな服装にしましょう。


スーツ姿の女性

面接の時に企業から見られている服装はココ!面接マナーについて徹底解説!

面接時に求められるマナーは思いの外多いです。気を使うところですが、社会人であれば誰もが求められることばかり。

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コミュニケーション能力

面接の際は、あなたのコミュニケーション能力も見られています。

質問に対する回答の分かりやすさだけでなく、話し方、表情、相槌の打ち方、目線の合わせ方なども評価されます。相手の質問意図を正確に理解し、自分の考えを明確に伝えること、そして相手の話を傾聴する姿勢を見せることが重要です。

緊張するかもしれませんが、笑顔を忘れず、ハキハキとした受け答えを心がけましょう。


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まとめ

この記事では、履歴書作成のポイントから、採用担当者が注目する点まで詳しく解説してきました。

履歴書は、あなたのこれまでの経験と、これから貢献したいという熱意を伝える大切な第一歩です。この記事で得た知識を活かし、自信を持って転職活動を進めてください。


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URL:https://note.com/2ndlabo/n/n8ce6b1c116b2?magazine_key=m15af18c4d2b3

2024年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主にクリニックを中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。