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【例文あり】看護師の自己PRの書き方!手順や注意点もご紹介

  • 更新日
投稿者:小口 紗穂

看護師の転職活動において、書類選考や面接で必ずと言って良いほど登場する自己PR。限られた時間の中で自分を知ってもらうために重要なポイントですが、意外にも書き方に迷われる方が多いです。

今回は自己PR文の書き方について、様々な例文を交えてご紹介します。

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目次



1.そもそも転職で求められる自己PRの意図とは?

自己PRは、採用担当者が応募者の熱意や人柄を判断するための材料です。採用担当者からすれば、履歴書や職務経歴書だけでは掴めない、経験・スキル、仕事に対する姿勢・性格などを把握するための大切な判断基準なのです。そのため、より応募者のことを伝える内容でなければ十分な効果が得られません。


また、混乱しがちな志望動機との違いについて押さえておきましょう。志望動機は、応募者が「なぜその病院に就職したいのか」という魅力を感じた部分を伝えます。


一方で、自己PRは「自分がその病院にどう貢献できるのか」を伝えるために記載します。志望動機も自己PRも、結局は自分の長所をどう生かせるかということをアピールする内容になるかもしれませんが、この2つの違いを知っておくとメリハリをつけられます。


2.看護師の自己PRの書き方手順3ステップ

自己PRがまとまらない、書き方が分からない時には、以下のステップを1つずつクリアしながら作成してみましょう。


ステップ1. これまでの経験・自身の強みを洗い出す

ステップ2. 経験・強みにより得られた結果のエピソード

ステップ3. 経験・強みをどのように活かすのか


ステップ1. これまでの経験・自身の強みを洗い出す

まずは、これまでの経験とアピールしておきたい強みを決めていきます。看護師の転職においては、これまでの経験も大きなアピールポイントになります。医療機関の規模や診療科目、役職は伝えましょう。その経験から得たスキル、得意なこと、自分の長所といった強みをまとめていきます。


ステップ2. 経験・強みにより得られた結果のエピソード

経歴や自身の強みだけでは、あなたの魅力は十分に伝わりません。具体的にどのような経験をして自分が何に貢献できたのかなど、あなたの強みがしっかりと伝わるようなエピソードを加えます。実際に経験したことであれば、オリジナリティ溢れる内容となり、採用担当者の印象にも強く残ります。


ステップ3. 経験・強みをどのように活かすのか

このステップは、未来に目を向けてまとめる段階です。これまでの経験や、経験から得た強みを活かして、これからどう貢献できるのかをまとめていきます。ステップ2の段階までだと単なる昔話になってしまいます。ここまでの内容を踏まえ、これから自分の強みをどう活かしていくことができるのかをアピールします。


こちらの記事でも自己PRの書き方を解説しています。実は「使ってはいけないフレーズ」があることをご存じでしたか?気になる方は今すぐチェック!


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自己PRは何を書けばよい?使ってはいけない文言も徹底解説

自己PRとはただ経歴を知ってもらうだけではありません。業務への強い意欲や、職種に適した能力などを伝える手段の一つです。

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3.看護師の自己PRでありがちな失敗・注意点4つ

  • 自己PRと志望動機を混同して書いてしまう
  • 職務経歴を羅列するだけになってしまう
  • 例文のコピペ&使い古された表現を使ってしまう
  • 否定的な内容を書いてしまう

自分なりに自己PRをまとめたら、ありがちな失敗例と見比べてみましょう。


自己PRと志望動機を混同して書いてしまう

先程もお伝えした通り、自己PRは志望動機とよく似た内容になってしまいがちです。その違いをあらかじめ知っておくと区別しやすくなります。自己PRは経験から得たスキルや性格といった、過去を根拠に自分自身を表現するものです。


したがって、これまで培ってきた看護感や仕事への思い、経験から得た結果と現在の強みを訴えましょう。


職務経歴を羅列するだけになってしまう

どんなに素晴らしい経歴があっても、それを羅列しただけでは職務経歴書と同じです。これは、特に多くの方が間違えやすいポイントなので注意しましょう。自己PRは、過去の経験を根拠にした現在の自分の強みについて紹介するものです。経験から何を得て、現在の自分にどう活かされているのかをアピールしましょう。


例文のコピペ&使い古された表現を使ってしまう

自己PRを考えるのが面倒だからと、webや書籍などに掲載されている例文をそのまま使ってしまうのは、もちろんNGです。どこかで見たことのあるような表現は、必ず採用担当者に見抜かれてしまいます。自分の経験をもとに作成した自己PRは、オリジナリティ溢れるものとなり、好印象にもつながります。


逆に、ありふれた表現でまとめられた具体性のないものは、マイナスイメージにもつながりかねません。


否定的な内容を書いてしまう

自己PRに否定的な意見はご法度です。転職の場合は、前職の経験をもとに自己PRを作成することが多いですが、前職に対する否定的な意見は書かないようにしましょう。自己PRは、「この人と一緒に働きたい」と思われるようなポジティブな内容であるべきです。


自分の人間性やコミュニケーション能力を効率よくアピールする事は採用に直結すると言えます。志望動機では「応募先で実現したい事」を。自己PRは今までの経験や性格から「応募先でどう貢献できるか」を自分の言葉で簡潔に伝えられるように準備しましょう!


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4.自己PRのフォーマット基本の2軸

自己PRは、その名の通り自らをPRするもののため、人によって内容が異なって当然です。
ただ、主に次の2つ軸をもとに作成することが可能なので、迷った時はこちらも参考にしてみてください。

・経験・スキル
  前職の仕事内容や私生活での体験を活かした自己PR
・仕事に対する姿勢・性格
  自分の特徴や人間性を活かした自己PR

この2つの軸をもとに自己PRの例文をまとめてみます。


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5.【例文】経験・スキルで書く自己PR

単科の病院経験者の例文

前職では皮膚科中心の病棟に勤務しておりました。特にご高齢の患者様が多かったため、介護が必要な方々への対応が得意です。自宅で介護を受けながら生活されている要介護高齢者の方々が少しでも快適に生活できるように、褥瘡の処置や治療について深く学び、習得してきました。


長期療養が必要な患者様、そしてご家族の力になり支援していきたいと思っています。


単科経験者の場合は、その分野で特に得意としたことや、深く学び習得してきたことをアピールすると良いでしょう。


療養型病院経験者の例文

療養型病院での勤務は、常に患者様の気持ちに寄り添える看護師であるように、強く意識しておりました。


また、毎日の些細な変化を見逃さないように丁寧に関われることが持ち味だと考えています。拘縮や褥瘡など重度化を予防するための対策委員会を立ち上げ、コツコツと勉強会を続けてきた経験もあります。


患者様が安心できるような丁寧な対応と、学び続ける姿勢を忘れずに業務に邁進させていただきます。


療養型病院での経験者は、患者様や家族と良い関係を築いたり、寄り添ったケアができたりする点がアピールしやすいでしょう。例文のように、自らが積極的によりよいケアに向けて活動できた実績等を踏まえると、さらに魅力的な自己PRになります。


急性期病院経験者の例文

私は急性期病棟にて3年間勤務しました。一刻を争う状況下で多くの患者さんと向き合う中で、身についた強みが3つあります。


まずは緊張した精神状態でも適切な処置を施すための判断力。次に、自身の焦りや不安を表に出さず、患者さんが安心できるよう声かけを行う冷静さ。最後に、多くの症例に対応する中で蓄積した看護のノウハウです。


急性期病棟に限らずとも、緊急事態が発生する可能性はどの職場にもあると思います。前職で培った判断力とノウハウを駆使し、万が一の状況にも対応できる看護師として力を発揮したいと考えています。


急性期病棟で身につくスキルは、なんといっても今すぐ処置が必要な患者さんに「速く、正確に」処置を行う力です。例文では判断力、冷静さ、看護のノウハウ、という形で具体的なスキルを伝えられているので、活躍するイメージが湧きやすいといえます。


クリニック経験者の例文

新卒で就職した総合病院から内科クリニックへと転職し、5年勤務しました。


クリニックで働く中で身についたのは、何よりもひとりの看護師としての自覚と責任感です。

病院とは違い、少人数で運営しなければならないクリニックでは、ひとりひとりの働きがいっそう重要になります。そのため備品管理などのハード面、患者さんへの処置や応対などのソフト面まで、自身の仕事一つ一つが院の評判を直接左右するかもしれないという自覚をもって働くようになりました。

また他の看護師と協同した勤怠の管理や、自分自身の体調管理など、職場に穴を開けない、迷惑をかけない働き方もより深く身についたと感じています。


御院でも、前職で培った責任感を十分に発揮し、安心して現場を任せられる人材として頑張りたいと考えています。


クリニックの最大の特徴は、勤務する看護師の少なさです。少数精鋭の一員として働くことで身についた責任感やスキルは立派なアピールポイントになります。


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6.【例文】仕事に対する姿勢・性格で書く自己PR

責任感をアピールする例文

責任感は人一倍あると自負しています。患者様には、常に明るく笑顔で、根気強く寄り添いながら、分からないことをそのままにせず、常に勉強する向上心が取り柄です。


また、これまで前職の仲間に支えられながら患者様と関わってきました。チームワークを大切にしながら、目の前の課題に対して最後まで責任をもってやり遂げていく姿勢も変えずにキャリアを積んでいきたいと考えています。


命を預かる医療職は、責任感も大きなアピールポイントとなります。しかし、責任感があるだけではその魅力が伝わりにくいのも事実です。例文では、看護師として働く上で欠かせないチームワークについても述べています。責任感があることだけでなく、協調性もアピールできる内容です。


協調性をアピールする例文

医療の現場ではチームワークがとても重要だと考えています。お互いに良い関係性を保つことで、患者様に質の高いケアができたり、働きやすい職場につながったりすることを前職の療養型病院で学びました。


カルテは誰もが見やすいように書く、常にお互い様という気持ちでケアにあたるなど、他者のことを考えながら仕事をする力が身についたと思います。チームの一員であるという意識を忘れずに、戦力となれるよう邁進したいです。


看護師の仕事のほとんどは、チームで行います。誰かと協力しあって仕事ができる能力は大きなアピールポイントです。無理に協調性という言葉を使わなくても、チームワークという言葉で協調性はアピールできます。


体力をアピールする例文

病院で8年間務めたのち、特別養護老人ホームに勤めています。どちらの職場でも夜勤があり、ある程度不規則なシフト制で勤務していますが、今まで体調不良などで休んだことは一度もありません。

また現職では介助業務を手伝うなどの力仕事も多くありますが、音を上げることなく継続することができています。


御院においても、持ち前の体力、さらに忍耐強さを活かして業務を覚え、一刻も早く戦力となれるよう愚直に励みたいと考えています。


看護師の仕事は体力が必要な仕事だとよく言われます。夜勤を含む不規則なシフトや体位交換などの力仕事などに対応でき、かつ体調を壊すことがないという体力は看護師としての武器のひとつです。また体力があることは同時に「体調管理がしっかりできている」という責任感のアピールにもつながります。


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7.自己PRは転職活動の要!正しく理解して有効活用しよう

転職時の自己PRは合否を分ける大切なツールとも言えるでしょう。短い時間の中で自分の魅力を伝えるには、正しい理解と上手な活用が不可欠です。自分の最も自信をもってアピールできる部分を中心に売り込んでいきましょう。


今回は、様々なパターンに対応しうる看護師の自己PRについてご紹介しました。せっかくの機会ですから、ぜひ看護師として転職したい方は参考にしてみてくださいね。


書類選考後は採用面接が待っています。看護部長・事務長との面接は緊張するものです。しかし、案外聞かれる事はパターン化されていますので事前準備をすることで合格はグッと近づきます。

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よくある質問

看護師の自己PRはどのような手順で書けばいいですか。
自己PRがまとまらない、書き方が分からない時には、以下の3つのステップを1つずつクリアしながら作成してみましょう。
ステップ1. これまでの経験・自身の強みを洗い出す
ステップ2. 経験・強みにより得られた結果のエピソード
ステップ3. 経験・強みをどのように活かすのか
看護師の自己PRでのありがちな失敗や注意点はなんですか。
看護師が自己PRを書く際は以下の4つのポイントを注意しましょう。
・自己PRと志望動機を混同して書いてしまう
・職務経歴を羅列するだけになってしまう
・例文のコピペ&使い古された表現を使ってしまう
・否定的な内容を書いてしまう


セカンドラボ株式会社

URL:https://www.2ndlabo.co.jp

東京大学を卒業後、大学病院の病棟看護師として勤務。アレルギー・リウマチ内科、腎臓内分泌内科、心療内科等幅広い領域を担う病棟で従事。
2023年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。また、看護師の経験を生かし、看護師に関連するコンテンツ作成にも従事。

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