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急性期看護とは?向いている人の特徴ややりがいを解説!

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  • 更新日
投稿者:小林 祐郁

回復期や慢性期病院で勤務されている看護師で、「急性期病院で看護師としてスキルアップしたい」と、お考えの方も多いのではないでしょうか。

しかし、急性期病院がどんな職場かわからないと不安ですよね。同じ看護師の仕事でも急性期と慢性期では仕事内容や役割は異なります。

ここでは、急性期の特徴やメリット・デメリット、どんな人に向いている職場なのかを解説していきます。急性期に興味はあるものの、転職してやっていけるか不安な方は参考にしてみてください。

目次



1.急性期とは?特徴や役割を解説!

まず初めにそもそも急性期病院は何なのか、その特徴と役割を解説します。

慢性期や回復期の病院に勤務していると、なかなか急性期との違いがわからないかもしれません。 それぞれの時期の違いは次のようになります。


急性期 病気になり始めた時期
回復期 急性期から脱し身体機能の回復、社会復帰を目指す期間
慢性期 容体が比較的安定しており、治療継続やさらなる回復を目指す期間

次の項から、急性期病院の種類である一次救急と二次救急・三次救急の違いやどんな患者を受け入れているのかも整理してみましょう。


急性期とは?

急性期とは病気になり始めた時期のことです。患者さんの容態は不安定で急変のリスクが高いのが特徴となります。急性期の患者さんを受け入れるのが「急性期病院」で、急性期病院では24時間体制で治療を行います。


急性期病院では、救急指定病院として救急患者の受け入れを行っています。救急指定病院の定義は消防法の「救急病院等を定める省令」によって定められており、具体的な医療機関は都道府県が告示します。この告示のなかで、都道府県が救急業務を症状と緊急性から3段階に分けて医療体制を整えており、この3段階が一次救急・二次救急・三次救急です。


一次救急

一次救急では、軽症かつ緊急性の低く入院治療の必要がない帰宅可能な患者さんの治療を行います。休日夜間患者センターや救急指定を受けている地域の開業医や病院が一次救急に該当し、患者さんのほとんどが、自力もしくは家族などの付き添いのもと来院します。一次救急から必要に応じて、二次救急以上の医療機関へ案内を行うこともあります。


二次救急

二次救急では、手術や入院が必要な重症患者の受け入れを24時間、365日体制で行っています。次のように共同利用型病院方式や病院群輪番制などの方法で対応するのが特徴です。


共同利用型病院方式

地域の拠点病院などが開放した一部の施設に、医師が出向き診療を行う方法


病院群輪番制

二次救急の指定を受けている複数の病院が、輪番制で救急患者の受け入れと診療を行う方法


いずれの病院も、救急医療の知識・経験のある医師や入院治療を提供できる設備と専用病床が整備されています。


三次救急

三次救急では、二次救急で対応できない重症患者の受け入れを行っています。二次救急同様、24時間365日体制で受け入れを行い、救命救急センターや高度救命救急センターが設けられていることが多く、医療機関の中で最も水準の高い救急医療を提供しています。


三次救急病院は、救急医療の教育機関としての役割もあり、医師や看護師など医療従事者が救急救命を学んでいます。


2.急性期病院での仕事内容

救急病院には一次救急から三次救急まであり、それぞれの役割が異なることがわかりました。ここでは、急性期で働く看護師の仕事内容と慢性期病院との基本的な違いについて解説していきます。


急性期病院での仕事内容

急性期では治療の優先度が高く、すぐに治療しなければ生命維持に関わるような重症疾患の方や、手術が必要な患者が多いです。そのため看護師は、患者の状態把握からアセスメントまでスピード感もって取り組まなければなりません。


普段の仕事としては、重症患者の全身管理や、人工呼吸器や点滴・ドレーン類などの管理、検査や処置など診療の補助に入ることが挙げられます。 また、急性期では術前術後の管理も含まれるので、周手術期に関する仕事も多いのが特徴です。 診療の補助が中心で、急性期では療養上の世話の割合は少なくなります。


急性期では、状態が安定しない患者さんが多いため、患者の状態把握には注意を払わなければなりません。また、急変時にはすぐ処置ができるよう、医師との連携が重要となります。また、急性期の場合手術や病気に対して不安を感じる患者さんやご家族が非常に多いです。患者さんやご家族の精神的なケアも必要なので、看護師の細かい配慮が必要な職場と言えます。


慢性期病院との違い

慢性期は、比較的症状が安定している時期です。 ここでは、再発の予防や体力の向上を目標に長期治療を行うことが中心となります。


高齢の患者さんが多く、急性期のような忙しさはないので、患者さん一人ひとりとじっくり向き合うことができるのが特徴です。 中~小規模の病院のほとんどが慢性期病院にあたります。


3.急性期で働くメリット・やりがい

ここでは、急性期病院で働くメリットややりがいを説明していきます。

急性期では、生命の危険性にさらされている患者や重症疾患・手術患者が多く、緊張を強いられる場面が多い反面、メリットややりがいを感じることも多いです。順番に見ていきましょう。


看護師として成長できる

急性期では、さまざまな疾患や症例に対応するので、看護のアセスメント力や知識・技術力がアップします。病院の特性上、最新の医療技術や医療機器に触れることが多く、知識が身につくことは大きなメリットと言えるでしょう。急性期で働くことは看護師としてスキルアップにつながりますし、成長を実感する機会もたくさんあります。


また、急性期病院には周りに認定看護師や専門看護師が多く活躍しています。高いプロ意識や技術に触れることで、キャリアアップに向けた刺激になるのも魅力のひとつです。


達成感や充実感を得られる

急性期では、患者さんの回復していく姿に達成感ややりがいを感じる事が多いです。緊急で運ばれてきた患者さんが手術を受け病気が治る様子や、昏睡状態から回復する様子を見ると達成感や充実感が得られます。改善状況をすぐ目の前で確認できるのは大きなモチベーションアップにつながるでしょう。


教育体制が整っている

急性病院には新卒採用を行っているところが多く、教育体制が整っている病院が多いです。また、新卒採用を行っていても看護師は人手不足が深刻なので、中途採用も積極的に行っている病院がほとんどです。中途採用向けのプログラムが用意されているケースも少なくありません。


採用後も、最新の医療機器や技術に触れることができますし、研修や勉強会など学びの機会も多いので、看護師としてスキルアップできる環境が整っています。


4.急性期で働くデメリット・大変なこと

急性期病院で働くことには、メリットばかりではありません。

命に関わる職場で緊張を感じる職場では、急性期特有のデメリットや大変なこともあります。良い面だけでなく大変なことについてもあらかじめ理解しておくことが大切です。


残業や休日の勉強会が多い

急性期病院は、慢性期病院と比べると残業が多い職場です。常に新しい知識を吸収する必要があるため、休日に勉強会が入ることも多いですし、自宅での学習も欠かせません。そのため、自分の時間がほぼなくなることを辛いと感じている方が多いようです。 プライベートを大事にしたい方には不向きな職場かもしれません。


患者さんとの時間が少ない

急性期は、症状が重い患者さんが多い一方、回復すると転院するため入院日数が短く、患者一人ひとりとじっくり向き合うことは難しくなります。患者さんとゆっくり関わりたい方は、入院期間が長い慢性期がおすすめです。


命に関わる場面が多い

急性期は、慢性期に比べ重症・重篤な患者さんが多いため、命に関わる場面が多く心理的な負担を感じる人も少なくありません。全ての患者さんが回復し、転院していくわけではありません。上手く気持ちを切り替えて辛い気持ちや悲しい気持ちを引きずりすぎないことが大切です。気持ちの切り替えが苦手な人には不向きな環境といえるでしょう。


また、小さなミスが大きな事故に繋がってしまうので常に緊張感があります。その独特な雰囲気にプレッシャーを感じてしまう人も少なくないようです。


5.急性期はこんな人におすすめ

これまで急性期のメリットとデメリットを見てきたように、急性期がおすすめな人は次のような方です。


  • 看護師としての向上心がある方
  • 最先端の医療に興味がある方
  • 体力や精神力がある方
  • テキパキと仕事をこなせる方
  • 気持ちの切り替えが上手な方

急性期は、看護師としてスキルアップしたい方におすすめの職場です。急性期でしか経験できない症例がたくさんあるので、貴重な経験を積むことができます。


急性期は流れが早く、多忙で残業も多い職場なので、体力があり仕事をテキパキとこなせる人に向いている職場と言えます。また、なかには治療中に亡くなる方や後遺症のある方もいるので、気持ちの切り替えを上手くしていく必要もあります。


同じ急性期病院でも、一刻も早い処置が必要な重症患者が搬送される三次救急は精神的・体力的な負担が大きく、現場の看護師には並々ならぬ責任感と緊張感が求められます。現在慢性期病院に勤務しているのであれば、まずは三次救急ではなく二次救急がおすすめです。


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6.転職に年齢制限はある?

急性期は多忙で残業が多い職場なので、新卒や比較的若い看護師の多い環境のイメージがあります。「30代以上から挑戦するのは難しいの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。


実際は、年齢制限を設けている病院は少なく、急性期病院への転職に年齢制限はありません。30代以上であれば看護師としての臨床経験も豊富なので、即戦力として歓迎されるケースも多いです。ただし、募集上の年齢制限がなくても、実際に仕事を行う際に年齢の影響がある職場はあります。


三次救急は、24時間体制で救急患者の受け入れを行っており、搬送されてくる患者の重症度も高いため精神的にも肉体的にも厳しい職場と言えます。過去に三次救急の経験があり、専門的な知識や技術を有していれば30代半ばでも採用される可能性はありますが、そうでなければ30代での転職は難しいでしょう。


7.まとめ

急性期は看護師として成長できる職場です。年齢制限は基本的にないので、やる気や向上心があれば採用される可能性が高いでしょう。救急患者が運ばれてくるため、体力的・精神的な大変さがあります。しかし、最新の医療技術や医療機器に触れることが多く、看護師としてスキルアップできるメリットもあるのが特徴です。


急性期への転職を希望する前に、自分がどんな看護をしたいのかを考えることが重要になります。自分が今後行いたい方向性に合致し、やりがいを感じてスキルアップにつなげたい場合は、急性期への転職を検討するのも良いでしょう。



セカンドラボ株式会社

URL:https://www.2ndlabo.co.jp

2019年6月よりセカンドラボ株式会社に入社。病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の採用課題のサポートを行う。

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