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【保育士を辞めたい!】よくある理由や辞めた後の選択肢を紹介

  • 更新日
投稿者:森島 瑞紀

憧れの保育士になったものの、日々の業務や人間関係などに疲れ果てて、「保育士を辞めたい」と心のどこかで思っている人もいるのではないでしょうか?

子どもの成長を一番近くで見守ることができ、子どもの未来に大きな影響を与えることができる保育士の仕事は充実感とやりがいに満ちあふれていることでしょう。しかし、それとは反対に仕事量の多さ、責任の重さ、人間関係などにストレスを感じ、辞めていく保育士は少なくありません。

そこで、今回は多くの保育士が辞めたいと感じる理由や離職率などを紹介していきます。ぜひ、あなたが思っている辞めたい理由と比較してみてください。また、実際に退職を決意した後の流れや、転職先の選択肢についても紹介していきますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

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目次



1.実際保育士はどれくらい辞めているの?

ここでは、保育士の離職率や保育士資格を持っている人のうち、どれくらいの人が実際に保育士として働いているかを紹介していきます。


保育士の離職率

保育士は年間で37,716人が辞めています。離職率は全体で9.3%、公営保育所は5.9%、私営保育所は10.7%です。(平成29年時点)


私営の方が高い離職率を記録しているのは、就業先によって雇用条件がバラバラで、昇給や賞与がなかったり、産休や育休を取りにくかったりするからでしょう。一方、公営は公務員であることから、給与や待遇が安定しているうえ手厚いので、離職率は比較的低めだと考えられます。


出典:厚生労働省「第5回保育の現場・職業の魅力向上検討会」の「保育士の現状と主な取組」


保育士の従事者数

保育士登録者数は約154万人、そのうち従事者数は約59万人、保育士資格を持ち登録されていますが、社会福祉施設等で従事していない者は95万人程度となっています。(平成30年時点)


保育士の資格は持っていながら、実際に保育士として働いていない人の理由で最も多かったのは、「実習で保育をすることに自信をもつことができなかったから」です。


出典:厚生労働省「第5回保育の現場・職業の魅力向上検討会」の「保育士の現状と主な取組」


保育士の離職率は決して高くはない

意外に思うかもしれませんが、保育士の離職率は他業界と比べるとそれほど高くありません。厚生労働省からは、保育士全体の離職率が9.3%であるのに対して、常用労働者全体の離職率は14.2%という調査結果が出ています。つまり、保育士の離職率は比較的低いのです。


では、どうして保育士の離職率が高いイメージが先行しているのでしょうか。それは保育士を辞めたいのにもかかわらず、保育士以外の仕事に就くことができるのか不安で、仕方なく辞めずに働いているにすぎないからです。


結論だけ先に述べると、保育士だった人が保育士以外の仕事に就くことはできますので、ひとまず安心してください。


出典:厚生労働省「令和2年雇用動向調査結果の概況」


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2.保育士のよくある辞めたいと感じる理由

ここでは、保育士が実際に辞めたいと感じる理由を紹介していきます。


職場の人間関係が悪い

保育所を取り巻く人間関係は、常に気を張り詰めていなければならない構造になっています。保育士は基本的に女性社会ということもあり、一旦関係がこじれると、一気に環境が悪化する傾向にあるのです。そのうえ閉鎖的なコミュニティなので派閥が生まれやすく、ギスギスした空気に耐えられないこともあるでしょう。


業務においては保育士間のコミュニケーションが非常に大切です。しかし、人間関係に悩みを感じると業務にも支障をきたし、ストレスが溜まってしまいます。そのストレスに耐えきれずに辞めていくケースは、保育士業界における鉄板の流れです。


「だからと言って、人間関係が理由で辞めるのは甘えではないか…。」と感じる人もいるかもしれません。しかし実際のところ、保育士の退職理由で最も多いのが「職場の人間関係」となっているのです。割り切って仕事していたとしても、人間関係のストレスは自分だけではコントロールが難しいので、こればかりは仕方のないことでしょう。


出典:東京都福祉保健局|平成30年度東京都保育士実態調査結果(報告書)


保育士の人間関係は難しい?|あるある話とその対処法を紹介

保育士を目指している人、実際に保育士として働いている人にとって、多くの場合で人間関係への不安や不満の声が上がるでしょう。女性が多い職場環境のため、

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給料が安い

職場によっては、保育士として何年か経験を積んでいくにつれて、責任と仕事量だけが増えていき、給料は1年目の頃と大差ないなんて職場もあるでしょう。子どもの命を預かる責任感と給料が見合っておらず、「仕事量に見合っていない対価」と感じて辞めていく保育士は多くいます。


ところが、 賃金構造基本統計調査によると、決まって支給する現金給与額は令和2年が249,800円で令和3年が256,500円であり、年間で計算すると保育士の給与は前年度より80,400円上がっています。


政府が2022年2月より、収入を3%(月額9,000円)引き上げるための補助を実施しているようです。私立保育園のなかでも貰える給料に差があるようなので、自分の理想にあった給料の出る保育園に転職することで解決できる可能性もあります。


1人辺りの仕事量が多い

保育士の仕事は子どもの保育だけではありません。事務作業やイベント準備、保護者対応など多岐にわたるため、残業や持ち帰り仕事も多くなってしまう傾向があります。保育士の残業は多くの場合、園からの指示ではなく個人の判断で行われていることがほとんどです。


保育士がどれだけ残業し、どのくらいの仕事を持ち帰っているか、保育園側が把握しておらず、サービス残業も厭わないような職場もあります。さらに日中は子ども達を相手にしているので、細かい事務作業は休憩時間を割いて行わなければなりません。満足に休憩すらできないことに不満を抱える保育士も多いでしょう。


事務作業が多い

保育士の仕事には事務作業も含まれます。ほとんどの保育園には事務スタッフは配置されていません。そのため、保育計画書の作成や連絡帳の記入といった事務作業だけでなく、シフトや人事管理などの人事系の事務や支払いや請求処理などの経理事務、備品の発注やHPの更新などの総務事務などすべてを担当しなければなりません。忙しいことは覚悟していたけど、思っていた業務と違ったなど就職してからギャップを感じてしまうケースも少なくないようです。


このような管理系の事務作業をなくすことはできませんが、事務作業の効率化の手段としてICTシステムを導入する園も増えてきています。導入済みの園に就職する、事務作業を効率化するためにICTシステムの導入を提案してみるなどで解消できるかもしれません。


園の保育方針が合わない

園によって保育方針や特色はさまざまです。英語や音楽に力を入れていたり、子どもに対して否定的な言葉を使用しないなど独自の保育方針を持っている園もあります。保育方針に納得できていれば問題ありませんが、自分の保育観と園の方針が合わないと感じたときに転職を考えることもあるようです。


園の保育方針だけでなく、園長や一緒に働く同僚との保育観の違いも辞めたいと感じる原因のひとつです。職員同士であれば園長に相談するなど解決方法がありますが、園長と意見が合わない場合どうしても居心地の悪い思いをしてしまいます。


保護者対応が苦手

保護者対応も保育士の仕事のひとつです。保育士を信頼し、安心して子どもを任せてくれる保護者がほとんどではありますが、子ども同士のけんかや保育士の対応などが原因でクレームに繋がるケースも少なくありません。


なかにはモンスターペアレントと呼ばれる、クレーマーに近い保護者もおり、保護者対応に苦手意識を持つ保育士の方も少なくありません。理不尽な要求やクレーム対応に嫌気がさしてしまうこともあるようです。


健康上の理由

保育士は一人で大勢の子どもの相手をするため、体力が必要な仕事です。


例えば、子どもを抱っこしたり、しゃがんだりする機会が多く、腰を痛める保育士は少なくありません。また、シフト勤務の場合は不規則な生活リズムになってしまい体調を崩すこともあります。その結果、心身ともにボロボロになり、家族や友人からも保育士を辞めることを勧められているケースもあるようです。


ライフスタイルの変化

女性が多い職場のため、結婚や妊娠、出産などライフスタイルの変化による退職も多いです。産休制度が整っていたり、人員に余裕があり急なお休みにも対応してもらえる職場であれば続けることも可能ですが、ひとりでクラスを持つことが多い保育士の場合、突然のお休みを取ることは難しいことがほとんどです。


「急な休みを取りづらい」「定時帰宅が難しい」など子育てとの両立が難しいため、ライフスタイルの変化が保育士を辞めたいと思うきっかけにもなります。


そもそも保育士に向いていない

こちらは保育士としての経験が浅い場合に出てくる理由です。保育士は社会貢献度の高い立派な職業で、新卒にとっては憧れの対象でもあります。そんな保育士にめでたく就けたのは良いものの、想像していた保育士と現実の保育士のギャップに、1年目から悩む人が多くいるのが現状です。


次第に「保育士に向いていないかも」と感じて自信を失っていき、憧れていた保育士を辞めてしまう人が後を絶ちません。ただ、経験を重ねることで徐々に慣れていくにつれて、自分の中での仕事のやり方が確立されてくる部分もあるので、いずれ解消される可能性のある理由でもあります。保育士を諦めてしまう前に、自分がなぜ保育士に向いてないと感じたのか、冷静に自己分析してみましょう。


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3.保育士に向いていないと感じる理由

なぜ、「保育士に向いていないかも」と感じるのでしょうか。向いていないと感じる理由を紹介していきます。


子どもをかわいいと感じられなかった

子どもが好きで保育士になった人でも、実際に働き始めると忙しさから心の余裕がなくなり、子どもをかわいいと感じられなくなってしまうというケースは多いです。乱暴な子やわがままな子など、特定の子に対して苦手意識を持ってしまうこともあるでしょう。


子どもは気持ちをストレートに表現します。「先生嫌い!」など、はっきりと言われてしまうと気持ちが折れてしまい、保育士に向いていないのではないかと感じる保育士の方もいるでしょう。


人と話すことが苦手

保育士は子どもだけでなく、同僚や保護者とも関わっていく必要があります。「人と関わることが好き」「コミュニケーション能力が高い」方は保育士向きですが、人と接することが得意ではない場合、向いていないと感じることもあるでしょう。


参観日や発表会のときには子どもだけでなく、保護者の前に立って話す必要があります。緊張で何を話したら良いのか分からなくなってしまうといった悩みを持つ人も少なくありません。ある程度場数を踏むことで慣れていきますが、先輩や同僚のようにうまくできないと自信を失ってしまうこともあるようです。


ピアノが苦手

保育士の悩みの中でもっとも多いのが、ピアノが苦手というお悩みです。ある程度は練習することでカバーできますが、「譜読みに時間がかかる」「指が思うように動かない」など、つまずくポイントは人それぞれです。


レッスンに通うにしても、お金や時間がかかります。ひとりで練習しても思う様に弾くことができず、心が折れてしまうということがよくあります。ピアノだけでなく、絵画作成が苦手で向いていないと感じる保育士も少なくありません。


体力が持たない

保育士の仕事は体力勝負なところがあります。子どもを抱っこしたり、子どもと一緒に走り回ったりする必要があるからです。机やピアノなど重いものを運ぶこともあります。体力がないと疲労が蓄積され、体調不良の原因にもなります。


規則正しい生活とバランスの取れた食事を取ることで徐々に体力もついていきますが、仕事に慣れるまで、体力がつくまではきついと感じることも多いようです。


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4.保育士を辞めたいと思ったら考えるべきこと

ここでは、保育士を辞めたいと思ったときに考えるべきことを紹介していきます。


現在の自分の心情に向き合う

辞める決意する前の注意点ですが、感情的になって勢いで辞めることは決しておすすめしません。今すぐに仕事から離れたくて仕方がない人もいるかもしれませんが、そもそも自分がなぜ辞めたいと考えているのか、状況を整理することが大切です。辞めたい理由は職場環境なのか、仕事内容なのか、保護者とのやり取りなのか等、より具体的に理由をはっきりさせましょう。


理由をはっきりさせなければ、転職先でも同じような、あるいはさらに劣悪な職場にあたり、最終的には退職したことを後悔することになりかねません。一旦冷静になり自分の心情に向き合うことで、自分を客観視することができ、これからやるべき行動が見えてくることもあります。


今の辞めたい理由に改善の余地がある場合は、職場の上司や同僚に相談して、辞めたい理由を解消しておくことも一つの手です。場合によっては、辞める必要がなくなるかもしれません。改善の余地がなさそうであれば、退職を検討してみてもいいでしょう。


本当に保育士の仕事を辞めたいのか考える

心情の整理がついたあとは、保育士という仕事自体を辞めたいのか、単純に職場が気に入らないだけなのかを改めて考えましょう。どちらなのか次第で、転職活動のためにやるべきことも変わってきます。


辞めたいとは思っていても、いまの職場が自分に合わないだけで、保育士の仕事自体は続けたいという可能性も大いにあるはずです。どうしても保育士の仕事が合わないと感じ辞めたいと思った段階で、別の業界に転職することを検討しましょう。


保育士を辞めるデメリットを考える

意を決して保育士を辞めようとするのはいいですが、保育士を辞めることで生まれるデメリットはないかも考えておきましょう。考えられるデメリットは以下の通りです。


・転職先がすぐに見つからない場合がある

・転職先で1からキャリアを積み直す必要がある

・転職先でもこれまでと同じトラブルに見舞われることも


もし上記を確認して迷いが生じた場合は、辞めることを一旦ストップし、辞める以外の選択肢がないか改めて検討することも良いでしょう。また、転職回数が多い人は、今後の採用に響くこともあるので、よりシビアに保育士を辞めるかを検討することをおすすめします。


転職を考える

辞めたい理由が明確化したら、実際に転職活動に進みましょう。退職を決意した日の前後あたりから、保育士の業務と並行しながら転職活動を進めるのがおすすめです。


保育士を辞めたいなら別業界に転職、保育士は辞めたくないがいまの職場を辞めたいなら他の保育園や保育士として働くことができる施設に転職しましょう。転職先の選択肢については下記「5.保育士を辞めた後の選択肢」で詳しく説明しています。


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5.実際に辞める際の流れ

ここでは、実際に辞めるときの流れを時系列に沿って説明していきます。


実際に退職する時期を検討する

退職する時期は、保育園の中で他の保育士に迷惑がかかりにくい3月末が理想です。3月末はクラス編成や人員体制が整っている時期ですから、3月末を目途に辞める保育士は多くいます。3月末まで耐えられそうにない場合は、運動会やお遊戯会などのイベント前を避けて辞めれば良いでしょう。


なお、家族や友人から辞めることを勧められるほど精神的・身体的に不調であれば、年度途中であってもすぐに退職することをおすすめします。身体が資本ですから、何らかの不調を感じるのであれば、自分のことを最優先するべきです。


直属の上司に退職の意思を伝える

退職の意思を伝える際の注意点は、以下の3点です。


・園長や理事長ではなく、必ず直属の上司に伝える

・退職を伝える際は、相談ではなく報告する

・退職理由を伝える際に、不平不満は言わない


退職の意思を伝えるときは、最初に直属の上司に伝えるのが社会人のセオリーです。伝える時は、「退職します!」と報告する形で断言しましょう。


「退職を考えているのですが…。」と相談するように伝えてしまうと、迷いが上司に伝わり、引き止められる可能性があります。自分の中で意思をしっかり固めてから、上司に報告することが重要です。退職理由を聞かれたときも、不平不満ではなく前向きな理由を言えば、上司も納得しやすく円満に退職できるでしょう。


余談ですが、退職の意思を上司に伝える前に、同僚などに退職の相談を持ちかけるのもおすすめしません。退職の意思を伝えに行く前に、ウワサとして上司の耳に入ってしまう可能性があり、これも退職を引き止められる要因となり得ます。


退職願を提出する

上司に相談し退職する日程が決まったら、退職願を上司に提出します。遅くとも、退職の1ヵ月前を目安に退職届を提出するのが一般的です。


なお、退職届のフォーマットは、保育所で指定されない限りはインターネット上にあるフォーマットを使用してかまいません。


計画的に業務の引き継ぎを行う

周りに迷惑を掛けないために、計画的に引き継ぎ進めることをおすすめします。なぜなら、業務の引き継ぎだけで1ヵ月程度かかるのが一般的だからです。主な引き継ぎ内容は、以下の通りです。


・子供の詳細な情報

・保育内容

・備品など


もしクラス担任を務めていた場合は、子どもの性格やアレルギーの有無、保護者の特徴などの情報をできるだけ細かく伝えましょう。その際に、口頭だけでなく文書やマニュアルにまとめるとより丁寧です。円満退職をするためにも、引き継ぎは丁寧にしっかりと行いましょう。


退職を引き止められた場合の対処法

退職を申し出た際、引き止めにあうことも少なくありません。担任を持っている場合、せめて年度末までは残ってほしいと言われる可能性は非常に高いです。引き止めにあったからと情で残ることはおすすめできませんが、園側が職場環境や労働条件を見直してくれるケースもあるので、打診された場合は冷静に話合ってみることをおすすめします。


退職の意思が固い場合は、改めて退職の意向を丁寧に伝え誠意をもって断わるようにしましょう。


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6.保育士を辞めた後の選択肢

ここでは、いまの職場を辞めた後の選択肢について紹介していきます。


保育士として別の保育園や施設に転職する

いまの職場に不満があるものの、保育士の仕事を続けたいと考えた人に向けた選択肢です。なにより、実際に保育士としての経験を最も活かすことができるのは、転職活動においても最大の強みでしょう。


ただ、保育園と一口に言っても、施設によって待遇や職場環境は全く異なります。自分にあった職場探しは妥協しないようにしましょう。また、保育士資格を活かしながら働くことができる就業先は保育園以外にも多くあります。


コメディカルドットコムには、そういった職種の求人が豊富にあります。30秒で会員登録できるので、ぜひ求人を探してみてください。



常勤で働いている場合はパートに雇用形態を変えてみる

保育士が常勤として働く場合は、担任を持つことが多いです。担任を持つことで保護者との関係性に悩んだり、子どもたちとの向き合い方に悩んだり、辞めたいと感じる機会が多くなってしまっている可能性があります。


そこで一旦雇用形態をパートに変更してみることも一つの選択肢です。保育士がパートとして働く場合は担任ではなく、「保育補助」といった職種で働くことが多いです。保育補助は担任の先生のサポートが主な仕事なので、保護者との関係性などに悩む機会は少なくなり、辞めたいと感じる機会を減らすことが期待できるでしょう。


せっかく取得した資格を今後も活かして働きたいと考えている方には、おすすめの選択肢です。


保育士の資格を活かすことができる職場に転職する

保育士資格は保育園以外でも活かすことができます。


例えば、

  • 児童養護施設
  • 母子支援施設
  • 乳児院
  • 障がい児入所施設
  • ベビーシッター

などが挙げられます。


上記のような施設であれば、保育士資格を持っているとかなり重宝されるでしょう。また、即戦力として働くことができ、自分のやりがいにも繋がることが考えられます。


保育園では働きたくないが、保育士の資格を活かして働きたいという人にはおすすめの選択肢です。



異業種へ転職する

保育士の仕事自体を辞めたいと感じている人に向けた選択肢です。繰り返しますが、保育士だった人でも異職種に転職はできます。 そして異業種に転職するからと言って、保育士で培ったノウハウが全て無駄になるわけではありません。保育士で培った経験を活かして転職活動に励めば、転職活動を有利に進められるでしょう。


例えば、保育士として培ったコミュニケーション能力を活かしてサービス業へ転職、保育士の事務作業で培ったスキルを活かして事務職に転職などが該当します。保育士で培った観察力・発想力・同時並行で業務を行うスキルは、どんな仕事にも活かすことが可能です。


仮にサービス業や事務職には興味がなかったとしても、この世に職種は無数にあるので、無理に保育士での経験と関連させた仕事に固執する必要はありません。


コロナの影響でテレワークが一般化したので、この機会に自宅で完結して人との関わりが少ない職種に就いてみるのもいいでしょう。 この転職が、新たにやりたい仕事にチャレンジできるいい機会となることを願っています。


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7.まとめ

これまで保育士として、誰かに打ち明ける暇すらないほどの悩みやストレスを1人で抱えたまま、多くの業務を行ってきたことでしょう。しかし、心と身体を壊してまで、無理して働き続ける必要はありません。仕事を辞めたいと思うことは当たり前のことで、保育士が実際に辞めたいと思った理由は、どれも決して特別なものではなかったはずです。


辞めたいと考え始めたらまず「自己分析」をして、辞めたいと思った理由は何なのかを把握しましょう。そのうえでどの業種に転職するかは、保育士に対する熱が冷めているかどうかで決めて問題ありません。保育士で培った経験を活かして転職できる職場は、保育園以外にもあります。どんな職種に就くのであれ、次の職場が仕事とプライベートの両方に集中できるような環境であれば幸いです。


転職を考える際は、ぜひコメディカルドットコムをご利用ください。「保育士とは?資格の取り方や就業先について徹底解説!」に就業先の例が載っています。きっと最適な環境が見つかることでしょう。

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URL:https://www.2ndlabo.co.jp

2022年1月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に介護施設を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の採用課題のサポートを行う。

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