直接応募で自由な転職活動を コメディカルドットコム

現在の求人掲載数147338

豆知識 15901view

【テンプレあり】保育士の履歴書|基本のルールから志望動機のパターン集まで

  • 更新日
投稿者:森島 瑞紀

履歴書は、転職活動を始める際に必ず用意しなければならない書類です。保育士の転職活動でも履歴書が必須なのは変わりません。しかし、実際に履歴書を作成するにあたって、どのように書けばいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

本記事では保育士の履歴書作成方法について詳しく解説していきます。履歴書の基本的なルールや採用担当に好印象を与える例文、履歴書と一緒に提出を求められる書類など、転職活動に必要な知識をご紹介します。

別の保育園への転職を考えている方やこれから保育士になろうとしている方は、本記事を参考にしてみてください。

スカウトサービス登録はこちら
コメディカルドットコムは
プロフィールを登録しておくだけで事業所からスカウトがくる!
※個人が特定される情報は事業所側から閲覧不可
  • スカウト経由で内定率2.3倍
  • 希望に合った求人”だけ”を厳選してお届け!
  • 「就業応援制度」で最大50,000円進呈
今すぐ無料登録

1.履歴書の基本的なルールと事前準備

まずは、履歴書を書き進めるうえでの基本的なルールと、事前に準備するべきことについて解説します。

基本的なルール

履歴書の基本的なルールとして知っておきたいのが、以下の3つです。

  • 履歴書の種類
  • 履歴書の作成方法(手書きorパソコン)
  • 履歴書の入手手段

それぞれの内容について、詳しくは以下をご覧ください。

履歴書はどの種類を使えばいい?

履歴書にはさまざまな種類があり、それぞれフォーマットや記入する内容が異なります。ですが、応募先からの指定がない限り、どの履歴書を使っても問題ありません。

採用担当者にアピールしたい内容は個人によって異なってくるため、自分に合った種類の履歴書を選びましょう。もし履歴書の種類で悩んでいたら、厚生労働省が推奨する履歴書の使用をおすすめします。

この履歴書は、2021年4月より公正な採用選考を行うことを目的に作成されたものです。履歴書の中で最もベーシックなフォーマットであり、あらゆる職種で利用できます。

「通勤時間」、「扶養家族・配偶者」などの欄がなく、「学歴・職歴」欄が広く設けられているため、転職回数が多い人にもおすすめです。また、志望動機の欄も広いため、自分の伝えたいことをしっかりとアピールできます。ちなみに履歴書の中では珍しく、「性別」欄は任意記入です。

履歴書を選ぶ際はサイズにも気をつけましょう。履歴書のサイズはA4かB5の2種類で、市販の履歴書はB5サイズのものが多いです。2種類のうち、文字をたくさん書きたい方にはA4の方が適しています。

手書きorパソコンで作成

履歴書を手書きで作成するか、あるいはパソコンで作成するか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。一般的には、履歴書の形式・提出方法が指定されている場合、それに従うことが推奨されます。特に指定がなければ、手書きでもパソコン入力でも問題ありません。

履歴書はどこで入手できる?

履歴書はコンビニや文具店、スーパーなどで購入可能です。そのほか、インターネット上には無料のフォーマットがたくさんあります。インターネットでダウンロードできる履歴書なら、手書きだけでなくパソコン入力にも対応可能です。

もし市販の履歴書に良いものが見つからなければ、インターネットで自分に合ったテンプレートをダウンロードしましょう。

事前に準備するもの

事前に準備しなければならないのは、履歴書の用紙と筆記用具、証明写真の3つです。これらの注意事項などを以下で解説します。

①履歴書

履歴書のフォーマットはさまざまですが、その中から自分に合ったものを用意しましょう。たとえば、新卒の方や職歴が少ない方は、「学歴・職歴」欄が狭くて「趣味・特技」、「自己PR」欄などが広く設けられているものを使うのがおすすめです。

なお、新卒の場合は、自分の通う学校指定の履歴書を使用するのが一般的とされています。また、転職回数が多い方は、上記でご紹介した厚生労働省が推奨している履歴書を使うのが良いでしょう。「学歴・職歴」の欄が広いため、これまでの経歴をしっかりと記入できます。

②ボールペンまたは万年筆

履歴書を書くためのボールペンや万年筆も必要です。前述の通り、保育士の選考で履歴書を作成する場合、手書きで記入した方が好印象を与えられます。そのため、パソコン入力で済ませるよりも手書きの方がおすすめです。

黒のボールペンか万年筆を用意し、きれいな字で丁寧に記入しましょう。なお、手書きの場合、修正テープや修正液は使わない方が良いです。もし書き間違えたら、新しい用意に書き直してください。

書き間違いを防ぎたい方は、先に鉛筆で下書きをしておき、それからボールペンで清書するのがおすすめです。履歴書を書き終わったら、最後に誤字脱字がないか必ずチェックしましょう。

③証明写真

履歴書への記入が終わったら、証明写真を貼る必要があります。証明写真は、撮影から3ヶ月以内のものを使用するのが基本です。襟付きの白シャツとスーツを着て、髪色や髪形も整え、清潔感のある身だしなみを心がけたうえで履歴書用の写真を撮りましょう。

撮影はスピード写真でも問題ありませんが、フォトスタジオで撮影した写真を使った方が選考では好印象です。また、履歴書に貼る写真の一般的なサイズは、縦3.6〜4cm、横2.4〜3cmとなっています。

適切なサイズの証明写真を用意できたら、写真の裏側に自分の氏名を記入しましょう。万が一証明写真がはがれてしまっても、名前を書いていれば誰のものか分かるため安心です。そして、履歴書を貼る際はテープのりや両面テープの使用をおすすめします。水のりだと履歴書が破れるかもしれないため、注意しましょう。

スカウトサービス登録はこちら

2.項目別の注意ポイント

次に、履歴書の書き方を項目別に解説します。各欄の記入方法や注意点については、以下の内容をご覧ください。

履歴書1
履歴書2

①提出年月日

提出年月日の欄に書く日付は、履歴書を郵送する場合と持参する場合とで異なります。履歴書を郵送するなら、ポストに投函する日付を書いてください。一方、履歴書を面接に持参するケースでは、面接当日の日付を記入します。なお、年号は西暦ではなく元号を使用するのが一般的です。

②写真

証明写真は、縦3.6〜4cm×横2.4〜3cmのものを用意してください。履歴書の枠にぴったりと収まるように貼るのが理想的です。3ヶ月以内に撮影した証明写真を履歴書に貼りましょう。

③氏名

氏名欄はスペースが大きく、採用担当の目に留まりやすい項目です。「名前の書き方が人となりを表す」とも言われているため、大きな字で丁寧に記入しましょう。氏名を書く際、苗字と名前の間にスペースを開けるのが一般的です。

また、ふりがなは書類に応じて、カタカナで書くかひらがなで書くか異なるため注意しましょう。氏名欄を見て、ひらがなの字で「ふりがな」とあればひらがなで、カタカナで「フリガナ」と書かれていたらカタカナで記入してください。

④現住所・連絡先

現住所は省略することなく、きちんと書きましょう。都道府県名から書き、建物の名称や部屋番号もすべて記入します。ふりがなについては都道府県から始めて、番地の前の市区町村まで記入すれば問題ありません。もしマンション名などに難しい漢字が使われていたら、ふりがなを振っておいた方が親切な印象を与えられます。

また、現住所の下にある連絡先欄は、現住所と異なる場合のみ記入してください。現住所と連絡先が同じなら、「同上」と記載します。それから、電話番号やメールアドレス欄に記入した内容は、採用担当が応募者へ連絡する際に使うかもしれません。間違いが起こらないよう、普段から使っている番号とアドレスを記載してください。

⑤学歴・⑥職歴

学歴と職歴は、それぞれ分けて記入するのがポイントです。最初に「学歴」の見出しを中央揃えで書き、その下に中学校卒業以降の学歴を記入していきます。学校名や学部・学科・コースなどは省略せず、正式名称をそのまま書きましょう。学歴を書き終えたら右寄せで「以上」と書き、職歴の記入に移ります。

職歴を記入する要領についても、最初に見出しを書いて最後に「以上」と書く部分は学歴と同じです。これまで経験した職場の入職と退職について、時系列通り順番に書いていきます。履歴書を書いている段階で在職中の方は、最後に「現在に至る」と添え、その下に右寄せで「以上」と記してください。なお、職歴欄にはアルバイト歴は書かないのが一般的です。

そして、学歴・職歴の「年」の欄には、西暦か和暦で数字を記入します。記入するのは元号と数字だけで、「年」や「月」などは省略してください。その際、提出年月日の欄なども含めて、履歴書全体で西暦か和暦のどちらかに統一しなければなりません。提出年月日欄は和暦で書くのが一般的なので、どちらで書くか迷ったら、すべて和暦で記載するのが良いでしょう。

⑦資格・免許

取得している資格や免許は、正式名称で記載します。正しく書けていると思っていても、実は法改正によって資格の名称が変わっているかもしれません。現在の名称を確認したうえで、取得した年月と資格・免許名を記入しましょう。

記入する順番は、最初に運転免許を書くのが一般的です。その後、ほかの免許や資格を取得順に記載してください。なお、今後保育士資格を取得する予定の方は、「令和〇年 〇月 保育士資格 取得見込み」と書いておきましょう。保育の専門学校や大学に通っていて、卒業と同時に資格を取得できるなら、上記のような形で履歴書に記入します。

⑧志望動機・自己PR

履歴書の中でも特に重要なのが、志望動機・自己PRの欄です。応募する保育園の理念や方針を調べ、それに合った具体的な志望動機を記載してください。この欄に記入した内容について、面接で詳しく聞かれる可能性は高いです。採用担当が納得するような、熱意ある志望動機を記入しましょう。

自己PRは、あなたに逢ってみたいと思わせるような内容づくりが重要です。しっかり自己分析を行い、自分の強みは何なのか深掘りを行い、それに沿った内容を用意しましょう。

志望動機の書き方は3.志望動機の例文紹介、自己PRの書き方は4.自己PRの書き方で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

⑨本人希望欄

本人希望欄には、希望職種や希望する勤務スケジュールなどを書きます。ですが、特別な場合を除いて、基本的には「貴園の規定に従います」と記入してください。例外として、もし応募先の保育園が複数の職種を募集していれば、自分の希望する職種名を記載します。

また、パートやアルバイトの募集なら、勤務時間や日数、扶養範囲内での勤務希望などを書いても問題ありません。なお、この欄に給料や待遇などについての希望を書くことはやめておきましょう。採用後の待遇が気になる方は、面接時に直接尋ねましょう。

趣味・特技欄がある場合

履歴書の形式によっては、趣味・特技を記入する欄があります。ここで記載した内容は、面接の際、1つのネタとして質問される可能性があります。ポイントとしては人柄が伝わるような部分であるため、面接で話が広がるような内容を書いておくと良いでしょう。

スポーツや音楽であれば、「何かの大会で優勝など、優秀な成績を修めた」エピソードや、実際に仕事で役立つような経験をできたエピソードなどの話ができると、面接でも好印象を得られるでしょう。

スカウトサービス登録はこちら

3.志望動機の例文紹介

ここでは志望動機を書くポイントと、パターン別の志望動機例文をご紹介します。志望動機の書き方で悩んでいる方は、以下の内容を参考にしてみてください。

志望動機を書くポイント

まずは、志望動機を書くうえで大切なポイントを理解します。履歴書を作成する際に重要となるのが、志望動機の項目です。ポイントを押さえたうえで、採用担当に好印象を与えられるような志望動機を書きましょう。

①応募した保育園の保育理念など調べて特徴を知る

1つ目のポイントは、応募した保育園の理念や方針に合った志望動機を書くということです。そのためには、応募先について詳しく知る必要があります。下調べをしっかりと行い、リサーチした内容を履歴書に反映させましょう。応募先が求める人物像に沿うような志望動機を伝えれば、選考でも好印象です。

②前向きで説得力のある志望動機にする

志望動機の前向きさや説得力も、重要なポイントです。応募先を志望する理由を、しっかりとした根拠とともに伝えれば、説得力のある志望動機だと採用担当に感じてもらえます。なぜほかの保育園ではなくその応募先が第一志望なのか、熱意を持って伝えることで、選考を通過できる可能性も高まるでしょう。

また、文章の簡潔さや分かりやすさも大切です。採用担当にマイナスな印象を与えないよう、ポイントを押さえた志望動機を作成してください。

③将来どうなりたいかを踏まえた志望動機にする

志望動機には将来の展望も含めます。応募先で採用された後、今後どのように成長していきたいか、将来のキャリアプランを伝えましょう。応募者が具体的なキャリアビジョンを持っているかどうかも、選考で見られるポイントです。将来について真剣に考えていることをアピールできれば、採用担当からの評価も高まります。

④いままでの経験やスキルをどう活かしていくか述べた志望動機にする

志望動機を書く際は、これまでに得た経験やスキルについても言及しましょう。自身のスキルを応募先で活かせるということを、志望動機を通して採用担当にアピールしてください。採用担当側も、経験豊富でスキルのある人材を雇いたいと考えています。採用担当に魅力を感じてもらえるよう、活かせる経験やスキルがあれば志望動機に盛り込みましょう。

パターン別志望動機の例文紹介

次に、志望動機の例文をパターン別にご紹介していきます。志望動機の文章がなかなか思い浮かばないという方は、以下の内容を参考にしてみてください。

①その保育園の特徴を踏まえた志望動機

応募先の特徴を踏まえた志望動機の例文は、以下の通りです。

私は小規模保育を実践している貴園の方針や、一人一人の子どもたちの個性に寄り添える環境に魅力を感じ、貴園を志望いたしました。私は現在、定員の多い保育園で勤務しております。多くの子どもたちと関われる環境は日々刺激に溢れ、たくさんの子どもたちの成長を近くで感じられることには、常にやりがいを感じております。

しかし、保育士としての勤務歴も長くなってきた今、もっと子どもたちの個性に寄り添った保育を実践したいと強く感じるようになりました。そのような中、ホームページで貴園の保育理念を拝見したところ、私が思い描いている理想の保育を実践できると感じました。現在、勤めている園では、毎日多くの子どもたちと一緒に遊んでおりますので、体力には自信があります。

ぜひ貴園でも私の体力を活かして、子どもたちと向き合っていきたいと考えております。

文章の中に応募先の特徴を含めると、志望動機に説得力が生まれます。例文のように、自身の理想と応募先の環境が一致していることをアピールすれば、志望度の高さが伝わるでしょう。

②自分の強みや経験を活かした志望動機

自分の強みや経験を活かした志望動機の例文は、以下の通りです。

私は現在の保育園で、3歳児のクラスの担任をしております。幼い頃からピアノを習っていた経験を活かして、毎日ピアノを使って子どもたちと一緒に遊んでおります。子どもたちや保護者の皆さまからは、ピアノについてお褒めの言葉をいただく機会も多いです。このようにして仕事を続けていくうちに、私の特技であるピアノをもっと活かせる職場で、保育に携わりたいと考えるようになりました。

そのような中で貴園のホームページを拝見しました。貴園はピアノやその他の楽器を使って、子どもたちの感性を養う活動に力を入れておられます。音楽を通して子どもたちの成長を育むという点に共感し、この度貴園を志望させていただきました。

例文では、ピアノが特技であることを志望動機でアピールしています。ピアノが上手い職員を求めている保育園にとっては、魅力的な人材に映るでしょう。アピールできる強みや特技があれば、志望動機に書くことをおすすめします。

③ブランクがある場合の志望動機

ブランクがある場合の志望動機の例文は、以下のようになります。

私は以前、保育士として働いておりましたが、出産を機に育児に集中するため、退職を選びました。ですが、親の立場を経験し、改めて保育士に復職したいと強く感じるようになりました。それは私自身が保護者になったことで、保護者にもサポートしてくれる人の存在が必要だと感じたからです。

保護者経験のある現在の私なら、子どもたちに寄り添うだけでなく、保護者の皆さまにもより親身になってサポートできると考えております。保護者の皆さまがより安心して子育てに向き合えるよう、過去の保育士としての経験と現在の保護者としての経験を活かし、貴園に貢献する所存です。

例文は、出産を機に退職をしたケースです。育児に集中していたことでブランクが生まれましたが、それをきっかけに保護者の立場を経験しました。その経験が保育士の仕事でも役立つということを、志望動機でアピールしています。離職期間中の経験と応募先の仕事を上手く結びつければ、志望動機に説得力が生まれるでしょう。

志望動機の考え方・書き方をもっとよく知りたいという方は、以下の記事も参考にしてみましょう。

〇の札を持つ子ども

【例文あり】これだけは抑えたい!保育士の志望動機の書き方

履歴書は、保育士の就職・転職の際に必ず必要になります。履歴書を記入する際に「志望動機」に悩む方は多いでしょう。

詳細を見る
スカウトサービス登録はこちら

4.自己PRの書き方

志望動機と並んで自己PRも履歴書で重要な項目です。

自己PRを書く時のポイント

自己PRの書き方のポイントとしては、先述の通り、読んであなたに会ってみたいと思わせることです。自己PRを読んでも「なんだかパッとしない」と思われてしまうと、書類選考を通過できず、面接前に不採用になってしまいます。

自己PRを書く前には必ず自己分析を行い、今までの自分の経験を深掘りし、その経験に基づいた強みを意識しましょう。エピソードベースで文章を作成すると、より納得感のある自己PRを作成できます。

また、自己PRは職務経歴書で詳しい内容を記載するので、履歴書の内容はあくまで要点をかいつまんだ簡潔なものを用意できると良いです。

職務経歴書

【テンプレあり】保育士の職務経歴書!項目別書き方やポイントを解説

保育士の転職の際にも、履歴書と同じく必要となってくる「職務経歴書」。 職務経歴書は保育士としての経験やスキルをアピールする書類で、初めて転職活動をする人や前の転職活動から

詳細を見る

自己PRの例文集

強みやキャリアごとに、具体的な自己PRの例文もいくつか紹介します。

志望動機とも共通する部分がありますが、基本的な文章の構成としては「アピールしたい強み+それが表れているエピソード+志望先での強みの活かし方」という形が考えやすくオススメです。

強み別例文①子どもに寄り添う力

私の強みは、子どもに寄り添う力だと考えています。

例えば前職では、口数が少なく、遊びにも消極的な子がいました。その子がひとりでてんとう虫を見つめていたことがあり、話しかけると昆虫について詳しく話をしてくれました。素直に感動したので褒めてあげると、翌日からはそれ以外のこともたくさん話しかけてくれるようになり、ご家庭でも「保育園に行くのが楽しくなった」と話しているとご報告をいただきました。

御園でもこの強みを生かし、理念である「自ら考えて行動できる子を育てる」を実現できるよう、同じ遊びへの参加を促すのではなくひとりひとりの興味や関心を満たす育児に携わりたいです。

強み別例文②視野の広さ

私の強みは視野の広さです。

前職では子どもの年齢が高かったこともあり、1人でクラス30人の園児を担当していました。自由時間では高いところに上るなど危険な遊びに走る子も多く、他の保育士もそちらに気をとられていましたが、実はその時、園庭で駆け回っている子どもの近くに尖った石が散らばっていました。私はそれに気づき、彼らのけがを防ぐことができました。

他の職員の注意が向かない所に目を向け、気を配れるという長所は、同じく大規模園である御園でも活かせると考えています。

キャリア別例文①未経験の場合

前職では特別養護老人ホームで介護福祉士として働いていました。

高齢の方と乳幼児では求められる技術も向き合うべき態度もまったく異なると存じますが、同じ「人」に寄り添う福祉に携わってきた者として、目の前の人の幸福ために身を砕く心構えやご家族も含めた包括的なケアの仕方など、活かせる知見は大きいと考えています。

高齢の方や地域のボランティアなど、福祉を通じて様々な人とともに働いてきた私だからこそ、御園が掲げる「子育てに関わる全ての人の幸せ」を体現できると考えています。

キャリア別例文②復職の場合

私は出産を機に一度退職し、現在も3歳の子を育てています。

復職にあたっては自身の育児経験はもちろんのこと、同じく育児に励む他の母親たちとの交流が武器になると考えています。

育児セミナー等への参加をきっかけに、子どものことだけでなく、父親になる夫への想いや自身の両親との関係など、子育てにまつわる母親のさまざまな悩みを見聞きすることで、育児・保育への客観的な視野が身につきました。

御園でもこの経験を生かし、子どもだけでなく、子どもの母親、ひいてはその他のご家族にまで寄り添える保育士を目指したいと考えています。

スカウトサービス登録はこちら

5.履歴書の提出方法

履歴書の提出方法は、郵送・手渡し・メールの3つです。それぞれの提出方法について以下で解説します。

郵送で提出する場合

郵送で履歴書を提出する場合は、送付状と封筒が必要になります。送付状と封筒の注意点については、以下をご覧ください。

送付状(A4・1枚)を作成して添付する

郵送で提出する際には、履歴書だけでなく送付状も同封するのがマナーです。A4サイズの紙に必要事項を記入し、送付状を作成しましょう。送付状には以下の項目を順番に記載します。

送付状

①日付

和暦で書くか西暦で書くかも含めて、履歴書内の日付と統一する。通常、投函日を記載する。

②宛先

送り先の法人名や保育園名を正式名称で記載する。省略はNG。間違いがないよう入念にチェックする。

③差出人

宛先の右下に郵便番号・住所・氏名・電話番号を記載する。

④本文

文頭を「拝啓」とし、時候の挨拶も含めて簡単に応募の経緯を記載する。文末は「敬具」と記載する。

⑤同封書類

最後に同封書類の枚数と種類を箇条書きにする。

送付状を作成したら、履歴書や職務経歴書と一緒にクリアファイルに入れます。その際、送付状が一番上にくるように重ねてください。

郵送時の封筒について

履歴書を郵送するときは、白色の封筒を用意しましょう。応募書類を折らずに入れられるよう、封筒のサイズに注意します。角形A4号(228mm×312mm)か角形2号(240mm×332mm)の封筒であれば問題ありません。

応募書類は、先に透明なクリアファイルの中に入れておきます。上から送付状、履歴書、職務経歴書という順番で重ねて、クリアファイルに入れてください。履歴書の向きは、証明写真と名前の面が上側になるように入れるのが正しいです。また、封筒には宛名と自分の住所などを記入します。

封筒の書き方に関する注意事項を以下にまとめました。

  • 住所などはすべて縦書きで記入する。
  • 住所は都道府県名から記入し、省略しない。
  • 宛名も省略しない。たとえば「株式会社」を「(株)」とするのはNG。
  • 宛名の敬称は個人なら「様」、人事部などの部署なら「御中」とする。
  • 表面の左下には「応募書類在中」または「履歴書在中」と赤文字で記入し、応募書類だと一目で分かるようにする。
  • 裏面には自分の氏名・住所・郵便番号を記入する。字が左下4分の1に収まるようにすると良い。

上記に注意しながら必要な項目を記入したら、クリアファイルを封筒に入れましょう。封筒の左上に切手を貼り、封をして密封マークを書いたら投函の準備は完了です。

手渡しで提出する場合

履歴書を手渡しで提出する場合も、郵送のときと同じように封筒を用意します。郵送する場合との違いは下記の通りです。

  • 封筒表面に宛名を書かない
  • 切手は貼らない
  • 送付状は必要ない
  • 封筒に封をしない

裏面に自分の氏名と住所、電話番号を記入する点や、応募書類を透明なクリアファイルに入れる点は、郵送のときと同じです。封筒表面左下に、赤字で「応募書類在中」(「履歴書在中」)と記入するのも忘れないようにしましょう。

履歴書の渡し方については、受付で提出する場合なら、封筒に入れたまま担当者に渡してください。一方、面接官に直接渡すケースでは、封筒からクリアファイルを出す必要があります。クリアファイルを封筒の上に乗せ、応募書類と封筒を一緒に渡しましょう。

メールで提出する場合

メールで提出するよう指示されたら、履歴書をPDF形式にして採用担当に送付します。PDF形式にすることで、履歴書の中身が改変されるのを防ぐことが可能です。

メールの件名は、用件が一目でわかるような内容にします。

「【氏名】履歴書ご送付の件」、または「【氏名】保育士応募の件」などが良いでしょう。また、本文には応募書類を添付している旨を記載してください。宛名やあいさつ、署名も記入し、読みやすい文章を心がけましょう。

スカウトサービス登録はこちら

6.履歴書と同じく転職時に必要になる書類の紹介

保育園へ転職する際には、履歴書だけでなく職務経歴書や在職証明書の提出も求められます。各書類について以下で解説していきます。

職務経歴書

職務経歴書は、履歴書と同じく転職活動で必須となる書類です。履歴書にはこれまでの経歴や志望動機を記載しますが、職務経歴書ではその内容をさらに詳しく伝えます。自分がどのような人間であるのか、これまでどのような経験をしてきたのかを、具体的に記載しましょう。

保育士としてのスキルや志望の熱意も、職務経歴書を通してアピールしてください。なお、一般的に面接では、職務経歴書をもとに質疑応答が進んでいきます。そのため、実際に質疑応答される場面をイメージしながら、職務経歴書を作成するのが良いでしょう。面接官が職務経歴書をもとに質問してくることを想定し、分かりやすく簡潔に文章を書くことが大切です。

在職証明書

在職証明書も、別の保育園へ転職するときに必要な書類です。在職証明書について詳しくは以下をご覧ください。

そもそも在職証明書って何?

在職証明書とは、会社や保育園などの組織に在籍していることを証明する書類です。勤務証明書と呼ばれることもあり、入職日や勤務地、雇用形態、勤務時間などの勤務状況について記されています。

転職の際に在職証明書を提出することで、これまでどのくらいの期間保育士として働いていたかを、保育園側に伝えることが可能です。これまで保育士として勤めてきたことを転職先に証明するのが、在職証明書の役割となります。

なぜ提出の必要があるのか?

在職証明書を提出しなければならないのは、認可保育園側が補助金の支給を受けるために必要だからです。保育業界には、勤務している保育士の平均経験年数に応じて、行政や各自治体から補助金を受けられるという仕組みがあります。この補助金は認可保育園の運営や、保育士の基本給・手当を支払うために必要なものです。

「処遇改善等加算」という制度があり、園に在籍している保育士に一定以上のスキルがあれば、補助金の支給額はアップします。組織の運営に必要な補助金を得るために、認可保育園側は公的機関に在職証明書を提示する必要があるのです。なお、在職証明書は転職の際だけでなく、保育園の園長になるときにも必要とされます。なぜなら、園長になるには保育歴10年以上の経験を、正式な書類によって示す必要があるからです。

どうやって発行するか?

在職証明書は、これまで勤めていた保育園で発行してもらえます。そのほか、インターネットを通して自分で作成することも可能です。

在職証明書の入手手段を以下にまとめました。

  • 勤めていた保育園を退職する日に発行してもらう
  • 退職後、以前の勤務先に依頼して発行してもらう
  • インターネットのテンプレートを利用し、自分で作成する

場合によっては転職先の保育園が、以前の勤務先へ在職証明書の発行を依頼してくれることもあります。ですが、基本的には自分から依頼しなければなりません。その場合、まずは以前の勤務先へ、在職証明書を発行してほしい旨を電話で連絡しましょう。

それから、在職証明書の発行を依頼する文書を作成し、郵送の準備を行います。その際、返信用封筒を忘れずに用意してください。以前の勤務先へ文書を郵送した後、返信用封筒で在職証明書を送ってもらいます。無事発行してもらい返送が確認できたら、念のため在職証明書のコピーをとり、控えとして保管しておきましょう。

スカウトサービス登録はこちら

7.最終チェック

履歴書を提出する準備が整ったら、最終チェックを行いましょう。

以下の項目を確認し、ミスがないかチェックしてみてください。

☑誤字・脱字はありませんか?

☑西暦・和暦は統一されていますか?

☑提出年月日は間違っていませんか?

☑誰でも読める綺麗で読みやすい文字で記入していますか?

☑記入された文字はかすれたり、にじんだりしていませんか?

☑修正テープや修正液は使っていませんか?

☑写真の裏面に氏名は書きましたか?

☑履歴書はコピーをとりましたか?

☑応募書類は全部揃っていますか?

☑応募書類はクリアファイルに挟み、封筒に入れましたか?

上記の項目をすべて満たしていれば、提出して問題ありません。履歴書は転職活動において大切な書類です。履歴書に書かれている内容が、あなたの第一印象となると言っても過言ではありません。

文章を書くのが苦手な方も多いと思いますが、本記事でご紹介した例文を参考にして、採用担当に魅力を感じてもらえるような履歴書を作成しましょう。本記事をもとに履歴書を作成し、自分の経験やスキルを効果的にアピールできれば、選考も有利に進められるでしょう。まずは履歴書の基本的なルールを理解し、それから書き進めてみてください。

コメディカルドットコムは
プロフィールを登録しておくだけで
事業所からスカウトがくる!
※個人が特定される情報は事業所側から閲覧不可
  • スカウト経由で内定率2.3倍
  • 希望に合った求人”だけ”を厳選してお届け!
  • 「就業応援制度」で最大50,000円進呈
今すぐ無料登録


セカンドラボ株式会社

URL:https://www.2ndlabo.co.jp

2022年1月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に介護施設を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の採用課題のサポートを行う。

PAGE TOP