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クリニックの医療事務ってどんな仕事?業務内容やメリットをご紹介!

  • 更新日
投稿者:柳 遥乃

医療事務は、病院やクリニックなどの医療機関で働く事務職で、若い方から子育て中の方まで幅広い層に人気の職種です。業務内容には、受付・会計、患者様の情報の管理などが挙げられます。医療関係の職種の中でも、無資格・未経験でも就けるのが人気の理由です。

そんな医療事務ですが、病院とクリニックでは働き方が異なります。

本記事では、クリニックでの医療事務の働き方や病院との違い、働くメリットについてご紹介します。医療事務にご興味ある方は、ぜひ参考にしてください。

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1.クリニックでの医療事務のお仕事とは?

クリニックの医療事務では、「受付」「会計」「レセプト業務」がメインの仕事です。また、診療科目によっては簡単な診察の補助など担当する場合もあります。幅広い業務内容をこなすのが医療事務なので、正確でスピーディーな事務処理能力やコミュニケーション能力が求められます。医療事務の具体的な業務内容は以下のとおりです。


受付

受付業務には、保険証の確認や診察申込書への記入案内、患者様の案内、電話応対、診察券の交付などが挙げられます。受付はクリニックの「顔」として重要な業務です。患者様に明るく接し、スピーディーな対応が求められます。


会計

会計では診療費用の計算を行い、患者様に請求します。会計の待ち時間は患者様のストレスの原因となるため、スピーディーさと正確性が必要です。最近では現金払い以外にも、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済、精算機での支払いなど多様な会計方法があります。


レセプト業務

レセプト業務とは、組合健保や協会けんぽ、市区町村などの「保険者」に診療報酬を請求する業務です。国民皆保険制度により、加入者が診察・診療を受ける際は最大で医療費の3割を患者様が負担し、残りは「保険者」が支払います。


診療報酬を保険者から受け取るためには、診療内容が記載された明細書(レセプト)を作成し、「審査支払機関」に提出しなければなりません。明細書(レセプト)を作成し、ミスがないかをチェックして請求するまでがレセプト業務です。診療報酬・医療に関する知識や最低限のパソコンスキルが求められます。


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カルテ管理

カルテは患者様の健康に関する情報を記録したもので、具体的には、医師の診断・診療内容、処方薬、アレルギーの情報などが記載されています。医療事務は、カルテ作成や最新情報の入力、整理、保管、廃棄を行います。個人情報を取り扱うため、漏洩しないように慎重に管理しなければなりません。


最近では、紙カルテだけでなく電子カルテが普及しており、カルテ作成における業務効率化が図られています。


その他雑務(備品管理・院内清掃など)

クリニックによっては、備品のチェック・発注、院内の清掃・消毒作業などの雑務があります。診療時間内は患者様の対応で忙しいため、備品管理は午後の業務の合間に行うことが多いです。また、クリニックを清潔に保つために、清掃は診療前や診療後に行います。


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2.病院とクリニックの違いとは?

クリニックの医療事務の業務内容について解説しましたが、病院とは業務内容が少し異なります。下表も参考にしながら病院とクリニックの違いについて確認しましょう。


病院 クリニック
  • 20床以上ある医療機関
  • 施設の規模、患者数、スタッフ数が多い
  • 重病の治療、緊急搬送もあり
  • 設備が整っている
  • 診療科が複数ある場合が多い
  • 19床以下の医療機関
  • 軽度な症状の治療が中心
  • 「かかりつけ」として顔なじみの患者様が多い

病院勤務の特徴

病院の特徴として、対応する患者数が多いことが挙げられます。そのため、効率よく対応しなければならないため、規模の大きな病院では医療事務スタッフの仕事を分業制にしていることもあります。具体的には、「受付」「会計」「クラーク」「レセプト」に分けられ、それぞれの業務に適した人員が配置されます。分業になっている分、専門的なスキルを身につけたり、レセプトスキルを高めたいという方には向いている職場です。


なお、夜間救急がある病院の場合、夜間の窓口業務も対応しなければなりません。



クリニックは病院のようにスタッフ数が多くないため、少ない人員で患者様に対応する必要があります。業務は多岐にわたり、清掃や備品管理などの雑務も行います。


忙しさはありますが、その分、幅広い知識やスキルが身につくでしょう。患者様対応はもちろん、業務全般をこなすため、医師や看護師と連携して業務を行うことが多いです。その実績をアピールすれば、転職活動の際に有利に働く可能性があります。


病院と比較すると患者数も多くないため、自分のペースで業務を進めやすいのもクリニックの特徴です。



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3.クリニック勤務のスケジュール

ここでは、クリニックで働く医療事務の1日のスケジュール例をご紹介します。


出勤:08:30

病院と比べて診療時間は遅いため、出勤時間も遅いことが多いです。まずは制服に着替え、ミーティングを行い、院内の清掃、受付や診療室の準備、レジの釣銭準備などをこなします。


午前診療:09:00~12:00

来院された患者様の対応をします。病院と比べてスタッフ数が少ないため、受付での患者様対応、問診、診療補助、電話応対、会計、次回の予約案内など、業務量は比較的多いです。


休憩:12:00~14:00

スタッフルームで休憩を取ります。休憩時間中は中抜けが可能なクリニックもあります。


午後診療:14:00〜18:00

基本的に午前の業務と同様です。


診療終了

全ての患者様の会計を終えたら終了です。月末から10日にかけてはレセプト業務で忙しくなり、残業する場合もあります。


クリニックによってスケジュールは異なるので、事前に確認しましょう。


残業は多い?

長時間の残業はそこまで多くはないですが、診察時間が伸びてしまったりすると、1日30分から1時間程度の残業が発生する可能性はあります。


なお、月末から10日頃にかけてはレセプト業務が発生し、スタッフの人員が足りないクリニックでは残業時間が増える場合もあります。さらに、花粉症やインフルエンザ、コロナ感染などの病気が流行するシーズンは患者数も増えるため、診察が終わらないことで残業になるケースも考えられるでしょう。


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4.クリニックで働くメリット

医療事務の仕事は、高齢者の人口増加に伴い将来的にも需要があり、スキルを身につければ年齢問わず続けやすいのが特徴です。ここでは、特にクリニックで働くメリットについて3つ解説します。


幅広い業務を経験できる

クリニックで医療事務として働くと、幅広い業務を経験できる点がメリットです。


病院の場合は、受付や会計、レセプト業務、電話応対などの業務は分業制です。一方クリニックでは、これらの業務を少ないスタッフ数で業務を担当するため、各業務を一通り経験できます。


クリニックによっては診療補助や備品発注なども担当するため、医療事務としての総合的なスキルを身につけられるでしょう。


柔軟な働き方ができる

クリニックは、「平日のみ」「午前だけの勤務」など、ライフスタイルに合わせた働き方ができる場合が多いです。子育てや介護など、家庭の事情がある方でも働きやすいお仕事といえます。


また、夏季休暇や年末年始などクリニック自体が休診になることが多いので、まとまった休みが確保でき、家庭との両立がしやすい点もメリットといえるでしょう。


転職先が多い

クリニックは全国各地にあるため、働き口に困ることがないのもメリットです。経験やスキルがある方は即戦力として見てもらえるので、場所や年齢問わず働き続けられます。今後、高齢者人口が増加することを考えると、医療事務の需要も高くなります。医療事務のスキルと経験があれば、将来的にも安定して働けるでしょう。


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5.クリニック勤務で大変なこと

クリニックで働くことはメリットがある一方で、以下のような大変なこともあります。メリットだけでなく大変な面も知って、クリニックで働くかどうかを検討しましょう。


未経験だと覚えることが多い

クリニックの医療事務は、受付や会計、レセプト業務、電話応対など業務が多岐にわたるため、未経験だと各業務を覚えるのが大変です。また、医療の現場は状況に合わせて臨機応変かつスピーディな対応が求められます。


その分、患者様に感謝されるやりがいのある仕事です。最初は大変でも総合的に業務を経験できるため、スキルを身につけられます。


給与は高くない

転職サービスdodaの平均年収ランキングによると、医療事務の平均年収は286万円です。クリニックは病院よりも小規模施設のため、この金額よりも低く設定されている場合も多いです。


ただし、資格を取得していたり経験がある場合は、と給料面で優遇されることもあり、より給与が高いクリニックに転職できる可能性も高まります。より詳細な給与が知りたいという方は求人サイトで求人情報を確認してみましょう。


出典:転職サービスdoda平均年収ランキング(職種・職業別)【最新版】


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6.求人を見るポイント

クリニックの医療事務の求人・面接時に確認するべきポイントを2つ解説します。


働き方について

クリニックの医療事務は比較的残業が少ない職種ですが、レセプト期間中は残業になる場合もある点は考慮しておくべきです。残業については求人の情報をよく確認し、面接時には採用担当者にきちんと確認をしてミスマッチを防ぎましょう。


また、常勤の場合は年間休日が何日程度あるのか、夏季休暇や年末年始のお休みがどのくらいあるのか、パート勤務の場合は週に何日程度の勤務かなどを確認することも大切です。実際にどういった勤務形態で働いているスタッフがいるのかを聞いてみると、より具体的な勤務イメージが掴めるでしょう。


求められるスキルについて

医療事務は未経験の方でもチャレンジできる職種です。ただし、クリニックによっては求められるスキルは異なります。例えば、パソコンのスキルが文字入力程度の最低限を求める場合もあれば、資格や経験が必須条件となり、即戦力を求められる場合もあります。


また、持っているスキルや資格によって給与が変わることも多いです。応募する前に求人をよく確認し、面接時には自分の持つスキルで活躍できるかも聞いてみましょう。



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医療事務は、安定して求人が多い仕事です。仕事内容は、病院での会計やクラーク処理、レセプト処理など多岐に渡ります。

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7.まとめ

クリニックの医療事務は業務が多岐にわたる一方で、転職先が多く、柔軟な働き方ができるのが特徴です。特に子育て中の方や家庭の事情で引っ越しが必要な方でも、お仕事が見つかりやすいでしょう。


ただしクリニックによっては、未経験からチャレンジできたり、ある程度のスキルや経験が求められたりします。まずは、クリニックでの医療事務の求人を見て、働くイメージを掴んでみてはいかがでしょうか。


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