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看護師・准看護師の資格はどうやって取得するの?

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  • 更新日
投稿者:加藤 直也

コラムを読まれているみなさんの中で「看護師になって多くの人の役に立ちたい」「これからますますニーズが高まりそう」「親が看護師だから」など、さまざまな理由から看護師を目指されている方がいらっしゃると思います。
看護師の合格率はというと、2021年の看護師国家試験の合格者数は59,769人、合格率は90.4%でした。合格率9割と聞くと、数ある資格試験の中では合格率は高い方だといえます。
本コラムでは実際に看護師になるには、どのような方法があるかをお伝えします。

目次



正看護師?准看護師?

看護師には正看護師准看護師、2種類の資格があります。看護師免許は国家資格、准看護師免許は都道府県知事発行の免許です。(一般的に正看護師のことを「看護師」といいますが、本コラムではあえて区別しやすいよう「正看護師」と記載します。)


正看護師と准看護師では単位取得に必要な履修時間が異なることもあり、准看護師の方が正看護師よりも資格取得にかかる必要期間は短くなります。本コラムでは、最初に正看護師になる方法をお伝えします。ご自分の状況に合わせて6つのコースから選択することができます。続いて准看護師になる方法について、そして最後に、資格取得の費用についてお伝えします。


正看護師になるためには??

正看護師になるためには、<学歴>と、<准看護師の免許を取得されているか>によって方法が異なります。


高卒の方の場合

(1)看護大学または統合カリキュラム校に4年間通う

看護大学の場合、学士として認定され、大学院に進学できます。選択制で保健師と助産師の受験資格も得られます。

統合カリキュラム校の場合は、高度専門士として認定され、大学院に進学できます。


(2)看護師学校または短期大学に3年間通う

こちらのコースで正看護師になると、保健師あるいは助産師になるための養成課程に進学できます。(大学への編入も可能です)


中卒の方の場合

(3)高等学校5年一貫教育のコースに通う

中学校卒業後に5年一貫制の看護高等学校に入学し、受験資格を最短で20歳で得ることができます。3年間で普通教科と並行して看護科の基礎科目を学習し、残り2年間で専門性の高い看護知識を習得します。


すでに准看護師免許を取得者されている場合

(4)最終学歴が高卒の方

卒業後すぐに2年間の看護師課程に進学できます。看護師学校卒業時は、「専門士」、「准学士」となります。正看護師資格を取った後は、「保健師」「助産師」課程の養成校に進学できます。大学への編入もできます。


(5)最終学歴が中卒の方

3年間の准看護師としての実務経験の後に進学となります。高等学校専攻科や短期大学には入学できません。


(6)上記以外の方

7年間の准看護師の実務経験の後、2年間の通信制看護学校を修了する必要があります。准看護師として働きながら単位を取るもので、臨地実習が少ないのが特徴です。


准看護師になるためには??

准看護師養成学校に通うこと

2年間の養成学校に通う必要があります。養成所によって通学スタイルが異なり、自身の生活スタイルによって選ぶことが出来ます。入学要件は中学校を卒業していることが入学要件となります。

全日制:朝から夕方まで授業を行う

半日制:平日の午後や夜間に授業を行う


気になる学費について

2017年の厚労省のデータによると、全国で正看護師・准看護師を含め、看護師を養成する学校は1800ほどあります。看護師養成学校は大学で看護学部が新設されるなど増加傾向にありますが、准看護師養成学校は減少傾向にあります。実際に、正看護師と准看護師で費用がどのくらい異なるか見てみましょう。


看護学校の場合

私立か国公立かによって大きく異なります。専門学校も大学も、私立は国公立の約2倍の学費がかかると言われています。


☆3年制の場合

公立の専門学校 約127万円

私立の専門学校 約250万円


☆4年制の場合

国公立大学  約240万円

私立大学   約648万円


私立の専門学校と、国公立の大学の費用ですと、4年制の国公立大学のほうが低く抑えられます。私立の場合、短大の3年間で平均学費が405万4000円、大学4年間で平均学費は647万9301円と高いのには理由があります。


看護系学部は理系ということもあり、病院や学内で実習があります。また、学内で使用する成人、妊婦、乳児などの病態を模す高性能シミュレーターは一体数千万円もするケースもあり、設備や施設の費用がかかるため、学費が高くなるのです。

准看護学校の場合

公立や医師会立など学校や受講形式によって異なりますが、授業料と入学金、施設利用費、実習費等含め、2年間で100万円~200万程度といわれています。定時制の場合、授業料は年36万円程度と変わらないですが、他の費用が若干安くなっている傾向があります。


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看護師国家試験・准看護師試験

正看護師資格・准看護師免許を取得するためには、養成課程のカリキュラムを修了後、それぞれ試験を受験し、合格する必要があります。


看護師国家試験

【概要】

看護師国家試験は毎年2月頃に実施されています。試験地は12都道府県(北海道・青森県・宮城県・東京都・新潟県・石川県・愛知県・大阪府・広島県・香川県・福岡県・沖縄県)となっています。


試験内容は、基礎的な内容を問われる必修問題が1問1点で50問、出題基準で定められた11科目について一問一答形式で問われる一般問題が1問1点で130問、看護過程を理解したうえで判断する力や、課題を解決する力が問われる状況設定問題が1問2点で60問出題されます。おおよその合格ラインとしては、必修問題は50点中40点以上、一般問題と状況設定問題は合計250点満点中159点以上とされています。


以下は、直近の看護師国家試験の受験者のデータです。受験者数や合格者数は年々増加しており、合格率としては90%前後となっています。試験前に基本的な準備をしていれば合格できる確率が高い試験と言えるでしょう。


実施回 受験者数 合格者数合格率
第110回(2021年) 66,124人 59,769人90.4%
第109回(2020年) 66,250人 55,568人89.2%
第108回(2019年) 63,603人 56,767人89.3%
第107回(2018年) 64,488人 58,682人91.0%

出典:厚生労働省


【受験の手続き】

看護師国家試験を受験するためには以下の書類を提出します。また、受験手数料として5,400円が必要です。

・受験願書

・証明写真(高さ6センチ×幅4センチ、出願6ヶ月以内のもの)

・返信用封筒(縦23.5センチ×横12センチのもの、529円分の郵便切手の貼付が必要)


以下は必要な方のみ提出します。

・看護系学校卒業(見込み)の方:卒業判定証明書や卒業見込証明書などの修業や卒業を証明できる書類

・高校卒業者、または実務経験3年以上の准看護師:指定学校の修業証明書もしくは2年課程修了の証明書、卒業見込み証明書のいずれか+准看護師免許証のコピー


これらの書類は、出願受付期間までに看護師国家試験運営本部事務所へ郵送するか、各試験地に設置されている看護師国家試験運営臨時事務所へ直接持参します。手続きが完了すると、受験票が郵送されてきます。


准看護師試験

准看護師試験は各都道府県で実施されています。出題内容や難易度は各都道府県でやや異なるものの、合格率は平均96%以上という高い水準となっています。2021年度は全国で15,198人が受験し、合格者数は15,052人でした。合格率99.0%となっており、基本的な準備ができていれば合格できる確率が高い試験です。ちなみに准看護師試験は、都道府県により試験日が異なるため、複数の県に出願し、複数の県での試験を受験することが可能です。


准看護師として働くメリット

正看護師と比べると働き方や給与水準などで明確な違いがありますが、ここでは准看護師として働くメリットについて、いくつかご紹介いたします。


・正看護師よりすぐに取得ができる

准看護師は正看護師に比べて資格取得までの期間が2年間と短く、そのため同時に費用も抑えることができます。 准看護師からスタートしてキャリアアップに繋げることも可能なので、「まずは看護師としてはやく働きたい」「はやく資格を取得したい」という方には向いているかもしれません。


・働きながら資格取得を目指すことができる

准看護師養成学校は、「全日制」「半日制」と自身の生活スタイルに合わせて選択することができます。 夜間に行われるコースを選び、働きながら准看護師の資格取得を目指している方もなかにはいらっしゃるようです。働きながら資格を目指すことができるという点は大きなメリットの一つと言えます。


・准看護師試験の合格率

先ほども少し触れましたが、准看護師の試験の合格率は平均で96%以上と非常に高い水準となっています。准看護師試験は毎年2月の上旬から中旬の間で行われます。准看護師試験は、都道府県によって実施日が異なるため、同じ年に複数回受験することも可能な点もポイントです。

看護師に向いている人の特徴

他の職種と同様に看護師も人によって向き・不向きがあります。看護師には憧れていたが、そもそも「私に向いているのか」と思う人もいます。ここでは一般的に看護師に向いているとされる人の特徴をご紹介しますので、参考にしてみてください。


・責任感が強い
・スピード感を持って行動できる
・体力的にも精神的にもタフ
・コミュニケーション能力が高い
・向上心や生涯学習の精神がある


その他にも看護師に向いていない人の特徴や性格別でオススメの職場について詳しく解説していますので、以下の記事も一緒に確認してみてください。


カルテと問診票
【看護師向いている人・いない人】性格別のおすすめ職場もご紹介

先輩や同僚に「看護師に向いていない」と言われ、ショックを受けた経験はありませんか?ただ、看護師と一口にいっても

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まとめ

正看護師・准看護師の資格を得るためには、どうしたらよいかについて解説しました。社会人として働きながら資格を取得しようと考えている方、准看護師からのステップアップで正看護師になろうと考えている方、色々いらっしゃると思います。自分が資格を取得するためにはどのケースなのかについてまずはしっかりと把握し、目指す資格に向けて頑張りましょう。


よくある質問

正看護師になるにはどうしたら良いですか?
正看護師になるためには、<学歴>と、<准看護師の免許を取得されているか>によって方法が異なります。

・高卒の方の場合
(1)看護大学または統合カリキュラム校に4年間通う
看護大学の場合、学士として認定され、大学院に進学できます。選択制で保健師と助産師の受験資格も得られます。統合カリキュラム校の場合は、高度専門士として認定され、大学院に進学できます。

(2)看護師学校または短期大学に3年間通う
こちらのコースで正看護師になると、保健師あるいは助産師になるための養成課程に進学できます。(大学への編入も可能です)

・中卒の方の場合
(3)高等学校5年一貫教育のコースに通う
中学校卒業後に5年一貫制の看護高等学校に入学し、受験資格を最短で20歳で得ることができます。3年間で普通教科と並行して看護科の基礎科目を学習し、残り2年間で専門性の高い看護知識を習得します。

・すでに准看護師免許を取得者されている場合
(4)最終学歴が高卒の方
卒業後すぐに2年間の看護師課程に進学できます。看護師学校卒業時は、「専門士」、「准学士」となります。正看護師資格を取った後は、「保健師」「助産師」課程の養成校に進学できます。大学への編入もできます。

(5)最終学歴が中卒の方
3年間の准看護師としての実務経験の後に進学となります。高等学校専攻科や短期大学には入学できません。

(6)上記以外の方
7年間の准看護師の実務経験の後、2年間の通信制看護学校を修了する必要があります。准看護師として働きながら単位を取るもので、臨地実習が少ないのが特徴です。
看護師国家試験について教えてください。
看護師国家試験は毎年2月頃に実施されています。試験地は12都道府県(北海道・青森県・宮城県・東京都・新潟県・石川県・愛知県・大阪府・広島県・香川県・福岡県・沖縄県)となっています。

試験内容は、基礎的な内容を問われる必修問題が1問1点で50問、出題基準で定められた11科目について一問一答形式で問われる一般問題が1問1点で130問、看護過程を理解したうえで判断する力や、課題を解決する力が問われる状況設定問題が1問2点で60問出題されます。おおよその合格ラインとしては、必修問題は50点中40点以上、一般問題と状況設定問題は合計250点満点中159点以上とされています。

受験者数や合格者数は年々増加しており、合格率としては90%前後となっています。試験前に基本的な準備をしていれば合格できる確率が高い試験と言えるでしょう。


セカンドラボ株式会社

URL:https://www.wantedly.com/id/naoya_katou_m

2017年にセカンドラボ株式会社に入社。介護施設を担当する部門に配属され営業に従事。その後チームリーダーに就任。現在は事業部の統括的な立場でメンバーのマネジメントに関わる業務を主に担う。その他広報やコンテンツマーケティング等の業務も担当。

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