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コロナ禍で疲弊する医療・福祉業界の問題 看護師・介護士が転職をする前に必ず知っておいてもらいたいこと

  • 更新日
投稿者:加藤 直也

新型コロナウイルス感染症の拡大と影響の長期化によって、医療機関や介護施設の経営は深刻な状況となっています。業界全体として、「人」と「お金」が不足している問題の解決が長らく課題となっていましたが、コロナ禍でより問題の深刻度が増しているのです。

今、医療・福祉業界で転職を考えている看護師や介護士の皆さんにはこの業界の現状について知っておく必要があるでしょう。この記事では医療・福祉業界の抱える経営上の問題について、またコロナ禍の転職方法について詳しく解説します。

『その転職方法、あなた・事業所・業界のためになっていないかもしれません・・・。』

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目次



1.コロナ禍で疲弊する病院・介護施設

新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、特にその影響を受けている業界のひとつが医療・福祉業界です。感染者の治療や療養のための対応はもちろんのこと、通常業務に加えて徹底した感染防止対策も行う必要がありますので、現場の看護師や介護士の負担は非常に大きくなっています。


病院や介護施設の経営に目を向けてみると状況はより深刻です。例えば病院やクリニックではここ数か月間に外来患者数が大きく減ってしまい、売り上げも激減。赤字となってしまっている事業所が増加しています。また、2020年に倒産・廃業となった介護施設が過去最多の数になったという調査結果も報告されています。


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2.「医療・介護崩壊」って何?

皆さんは「医療崩壊」という言葉をニュースなどで目にしたことはありませんか?「医療崩壊」とは医師や看護師の職場環境の悪化や病院の経営そのものの悪化により、医療サービスの提供が困難になる状況を指す言葉です。地域に住む人たちにとっては、医療サービスを将来受けられなくなってしまったり、現場のスタッフにとってみれば、自分の働く職場が安心して働ける環境ではなくなってしまうかもしれないのです。


これは介護業界でも同様で、介護サービスを受けられなくなってしまう、働く環境が悪化してしまうという「介護崩壊」の危機も迫っていると言われています。次に「医療・介護崩壊」の原因や解決策について詳しく見ていきましょう。


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3.「人」と「お金」が足りない!

 「医療・介護崩壊」のキーワードは「人」と「お金」の2つです。背景にある問題を考えてみると、「医療・介護崩壊」がそう遠くない未来に待ち構えている可能性に気づくことが出来るかもしれません。

人とお金が足りない!
① 財源が限られている

病院や介護施設の運営費は税金などの公的資金でその多くがまかなわれています。いつでも医療サービスを受けることが出来たり、老後の生活をサポートしてくれる施設がある生活環境は国民にとって不可欠なものです。


そのため税金によって経営が支えられているのです。一方で税金が使われているために利益を増やす様な経営は難しくなっています。限られた財源の中で上手くやりくりをしていかなければならない点も業界ならではの問題と言えます。


② 労働力が減少している

全人口のうち、働いている人の数を労働人口といいますが、少子化の進行により2017年に約6,500万人であった労働力人口が2040年には5,200万人まで減少するといわれています。国全体として働く人の数が減ってしまうということは、病院や介護施設で働く現場のスタッフの確保が難しくなることに繋がります。


③ 看護師・介護職がより多く必要になる

労働人口が減少する一方で人口に占める高齢者の割合は増加しています。国の推計によると、サービスを受けたい人とサービスを提供する側の需給バランスが将来的に大きく崩れてしまうことで、2025年には看護師で13万人、介護職で約34万人が不足するといわれています。医療・介護サービスのニーズが高まる中で、担い手となるべき若い世代の母数人口が減っているため、人手不足はより深刻になっていきます。


介護職・看護師の需給予測

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4.転職市場は問題だらけ!?
人材紹介サービスによって疲弊する医療・福祉業界

少子高齢化の進む日本では多くの企業で採用活動に苦戦すると見られていますが、これは医療・福祉業界でも例外ではありません。もしかすると、今後病院や介護施設の職員を募集する広告を目にする機会が増えるかもしれません。ところで皆さんは採用活動の方法にいくつか種類があることをご存知ですか?


もっともポピュラーなのは掲載型の広告です。折り込み広告や雑誌、最近ではウェブの求人専門サイトを利用するという方も多いのではないでしょうか。一方で掲載型の広告と併せて採用手法の一つとして用いられているのが「人材紹介サービス」です。利用の登録をすると、専任の担当者が自分の希望に合った求人を提案してくれたり、時には転職のアドバイスまでしてもらえるサービスですが、実はこの「人材紹介サービス」に大きな問題がひそんでいるのです。


エージェントが間に入るため高額な採用費がかかってしまう

<人材紹介会社を使った転職のイメージ>

人材紹介会社を使った転職のイメージ

人材紹介サービスは応募先の事業所とやり取りする手間がかからないので一見すると求職者にとっては便利なサービスに思えます。しかし、求職者と事業所の間でエージェントが動くということは、それはそのままコストになり手数料が発生します。


人材紹介サービスの手数料は一般的に求職者の年収の20~30%と言われており、事業所がこの手数料を負担することになります。職員を1名採用するために100万円以上の高額な手数料を支払うことも珍しくなく、事業所の経営を大きく圧迫しています!その結果、本来必要とされる職員の待遇改善などが妨げられているのです。


人材がAからBに動いているだけで人材不足は解決していない

<人材紹介会社と人材の流れ>

人材紹介会社と人材の流れ

人材紹介会社を利用した転職を、例を挙げながらご説明したいと思います。A病院に勤務する看護師の花子さんは人材紹介会社を利用した転職を考えています。人材紹介会社Xは花子さんにB病院の求人を紹介、選考の結果花子さんはB病院に就職することが出来ました。


一方でA病院では看護師が1名不足するため、人材紹介会社Yに人材の提案を依頼します。人材紹介会社YはB病院に勤務しながら、転職を検討している太郎さんを紹介したところ、太郎さんの希望条件にも合致するため、無事にA病院での採用が決まりました。


上記の例ではA病院もB病院も採用が出来ているので、一見すると何も問題なさそうに見えますが、その地域の看護師の母数が増えているというわけではないので、人材不足という根本的な問題は解決していないのです。


この状態が続く限り、花子さんや太郎さんのように人材の移動が繰り返されるばかりで、その度に病院が人材紹介サービスを利用することになれば、高額な手数料が大きな負担になることでしょう。病院や介護施設にとって人材紹介サービスを利用することが本当に必要な投資と言えるでしょうか。


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5.人材紹介サービスを利用する病院・介護施設の声

では実際に人材紹介サービスを利用する病院や介護施設の採用担当者はどのように考えているのでしょうか?今回、現場の生の声を聞く機会がありましたのでその一部を皆さんにもご紹介いたします。


Q.人材紹介会社の利用について,御社の考えに一番近い選択肢をお選びください
なるべく控えたいor一切利用しない 93%
積極的に利用したい         7%


Q.採用費の高騰は経営を圧迫する要因となっていますか?
はい  95%
いいえ 5%

これは求人サービスの利用に関してアンケート調査を行った結果になります。実はほとんどの病院や介護施設が人材紹介サービスは一切利用しない、またはあまり使いたくないと考えていることが分かります。その理由の一つが2番目の質問にある様に、高額な手数料がかかってしまう人材紹介サービスは採用費が経営に与える影響が大きいためなのです。


現場の生の声

人材紹介業者の成功報酬手数料が高く、経営を圧迫している。

(病院担当者)


人材紹介料の負担が大きいことに苦慮している。求職者の事前面談、面接同行、入職後のフォローアップが十分ではないにも関わらず紹介料が高額であるケースが多いので是正していただきたいと思う。

(病院担当者)


そもそも、採用金額が高い。採用した方がどんな方なのか働いてみないとわからないのに年収の25%や30%の金額はちょっと暴利じゃないかと思う。

(介護施設担当者)


そもそも紹介手数料が高すぎることに問題がある。返金規定も各社まちまちな為、料率も含めて法で定め、紹介会社の認可も厳格化するべき。

(介護施設担当者)


高額な手数料を要求する紹介会社に求職者が流れ、高額な採用費用がかかっている。本来は人材定着に向け職員の待遇改善に使われるべき費用であるが、紹介会社が入社祝い金を付けて募集するため、定着を阻害する原因にもなっており非常に遺憾である。

(介護施設担当)


紹介会社の問題によって採用費が高騰しているために、現場の職員にその分の資金が回せずとても苦労している。人材紹介会社の運営方法を見直すようにお願いしていきたい。

(福祉系事業所担当者)


人材紹介会社の紹介手数料は10年前は予想年収の15~20%が相場だったが、現在は30~35%になっている。一方で、募集条件に合う人材の紹介はほとんどなく、人材紹介会社との対応に時間がとられるばかり。人材紹介会社の質が落ちていると思う。

(医療機関担当者)


介護報酬に人材紹介会社への手数料は考慮されていないはず。配置基準をみたすためにやむなく紹介会社に高額の手数料を支払って人材を確保しているが、本来は職員の給与や利用者サービスに使われるべき資金が搾取されていると思う。

(介護施設担当者)


いかがでしたでしょうか?採用担当者の「本音」とも言うべき声の数々ですが、皆さんはあまり聞くことの無い意見ではないでしょうか。人材紹介サービスに対するこのようなネガティブな考え方を持つ病院や介護施設が多いということで、「業界のためにならない転職方法」をイメージしていただけたのではないかと思います。


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6.転職方法を見直してみる
人材紹介サービスに代わる手段とは?

医療・介護業界では「採用費の削減」と「人材不足の解決」がとても重要な課題となっているということが、ここまで読んでいただいた皆さんにはお分かりいただけたかと思います。この問題を解決するにはどうすればよいのでしょうか。答えは「人材紹介サービスに頼らず、直接応募のサービスを使うこと」です。そこで人材紹介サービスに代わるような手段としてご紹介したいのが「コメディカルドットコム」です。


「コメディカルドットコム」は医療・福祉領域に特化した直接応募型の求人ポータルサイトです。全国の医療機関や介護施設などを中心に、導入法人数は21,000社以上、掲載求人数は148,000件以上のサービスとなっています(2024年4月現在)。業界に特化した直接応募型の求人サイトとしては最大規模のサービスとなっております。


「コメディカルドットコム」の特徴

① 医療・福祉領域に特化した直接応募型の求人サイト
 全国の医療機関、介護施設に求人を掲載いただいておりますので、多くの求人から希望する転職先を選ぶことが出来ます。求人は毎日更新され、新着の求人も随時アップされています。いつでも旬な情報に出会えるのが「コメディカルドットコム」です。


② フェアで自由な転職活動
 人材紹介会社を経由した応募では、高額な手数料を理由に不採用にされてしまったり、その手数料が年収により決定されるため、給与を低く査定されることがあります。「コメディカルドットコム」は直接応募なため事業所の負担も少なく、担当者との直接のやり取りが出来ますので、フェアな条件で選考を進めていただけます。


「コメディカルドットコム」の使命

「コメディカルドットコム」は、テクノロジーにより採用活動を最大限効率化することによって、価格を抑えたサービスを実現しています。人材紹介会社経由の応募であれば、1人採用するのに100万円~150万円もかかるところ、「コメディカルドットコム」はその1/5~1/10程度になります。


つまり、「コメディカルドットコム」を利用することで、医療機関や福祉施設は採用費を大幅に削減することができるのです。削減された費用は設備投資や職員の待遇改善に使うことができるようになります。この結果、患者さんや利用者さんが利用しやすい施設環境、スタッフのみなさんが働きやすい職場環境が創出され、医療・福祉業界の発展につながっていきます。


「コメディカルドットコム」は、このサイクルを目指して求人サービスを提供しており、今後も転職市場や職場環境をより良いものへと変え、医療・福祉業界の発展に貢献していきたいと考えています。


サイクル説明
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最後にあなたに伝えたいこと


 「その転職方法、あなた・企業・業界のためになっていないかもしれません・・・」


最後まで読んでいただけたあなたには、なんとなくでもこの意味が伝わったのではないでしょうか。医療・介護業界のすべての人がいきいきと働くことの出来る職場を見つけることが私たちの理想であります。その時に転職方法を少し考えるだけで業界のため、転職先の事業所のため、そして自分のためになるとしたらどうでしょうか。あなたが「転職をしよう」と思い立った時に心に留めておいていただければ幸いです。

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セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/n56335bc8255e

2017年にセカンドラボ株式会社に入社。介護施設を担当する部門に配属され営業に従事。その後チームリーダーに就任。現在は事業部の統括的な立場でメンバーのマネジメントに関わる業務を主に担う。その他広報やコンテンツマーケティング等の業務も担当。

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