直接応募で自由な転職活動を コメディカルドットコム

現在の求人掲載数128612

豆知識 28839view

介護士なら取得したい資格5選!取得方法や受験資格を解説

  • 投稿日
  • 更新日
投稿者:藤田 真央理

介護の仕事は、無資格からでも採用される可能性があり、転職先として検討する方も多いでしょう。しかし、キャリアアップや給与増額、転職先の選択肢を増やすためには、資格取得がおすすめです。介護に関する資格の種類や資格取得までの流れ、メリットをご紹介します。

目次



介護と資格の関係・取得の目的

介護士の資格取得の目的は、スキルアップはもちろんのこと、仕事の幅を増やすことにもあります。介護職は無資格でも就職先がある一方、資格の有無によってできる仕事に制限かかります。


例えば、食事の支度などを行う「生活援助」や入浴など体に直接触れる「身体介護」については、資格がなくとも行えるのが一般的です。しかし、同じ業務内容でも訪問介護(ホームヘルパー)になると、資格が必要になります。


このように、業務内容や介護サービスの種類によって資格の有無や取得すべき資格が異なるのです。


 未経験から始める人も増えています


5つの主要な介護資格

介護における資格の重要性はおかわりいただけたことと思います。しかし、介護に関わる資格はいくつかあり、何から取得すべきか悩まれることもあるでしょう。そこで、以下に取得がおすすめの主要資格、5つをまとめました。


実務経験

取得までの期間

介護職員初任者研修

経験なし可

約3ヶ月

介護福祉士実務者研修

経験なし可

約2ヶ月

介護福祉士

3年かつ540日以上

約3ヶ月

認定介護福祉士

5年以上

約1年半

ケアマネジャー

5年かつ900日以上

約1.5ヶ月


資格毎の平均給与

後述するメリットにもありますが、資格を得ることの大きなメリットとして、 給与の向上があります。 それぞれの資格における平均給与を見てみましょう。


平均給与(額面)

実労働時間数(時間)

ケアマネジャー

約349,980円

162.9

介護福祉士または認定介護福祉士

約313,920円

163.0

介護福祉士実務者研修修了者

約288,060円

165.1

介護職員初任者研修修了者

約285,610円

164.2

無資格

約261,600円

163.5


ご覧の通り、額面における平均給与だけでこれだけの差が出てきます。また労働時間数を見ても分かる通り、勤務時間が伸びることで差額が発生するわけではないことがわかります。
業務の内容も変わり責任も増していきますので、一概には言えませんが、資格を取得するほど、努力が報われるような構図となっています。それでは各資格に関して詳しく見ていきましょう。

介護職員初任者研修

資格の勉強をする人

介護職員初任者研修とは、介護の基礎的な知識と技術、マナー等を学ぶ資格です。国家資格ではありませんが、介護職員として特に大切な、人の尊厳や権利、介護の理念等が身に付きます。そのため、これから介護の勉強を始めたい方や、無資格から介護の世界へ就職したい方におすすめの資格です。


メリット

介護職員初任者研修を経ることで、介護士としての基礎的な理念、知識や技術を習得することができます。


これから介護の仕事に就きたいと考えている方にとっては、就職先・転職先の選択肢が増える点もメリットです。もちろん、資格を取得しておいた方が未経験でも採用されやすく、給与面での優遇も期待できます。採用面接においては、熱意も伝えられるでしょう。


取得方法・流れ

介護職員初任者研修は、130時間のカリキュラムで構成されています。通学と通信の2種類から選ぶことができますが、通信を選択した場合も一部通学が必要です。


受講場所は、介護職員初任者研修を開講しているスクールから選択するのが一般的。スクールによって開講スケジュールが異なるため、通いやすいところを選びましょう。


すべてのカリキュラムを終えると、修了試験があります。試験といっても、総復習のようなもので、しっかりと学習すれば難易度はさほど高くありません。


受講の対象

介護職員初任者研修の受講は、誰でも可能です。実務経験等は必要ないため、介護の世界に興味がある方だけでなく、家族の介護に役立てたいという目的で受講する方もいらっしゃいます。


取得までの期間

介護職員初任者研修を修了するまでの期間は、スクールの開講スケジュールによって異なります。一般的には、研修修了まで1~4か月程度が目安ですが、2週間程度の短期間で取得できるように開講しているスクールもあります。


通学コースを受講する場合でも、夜間コース・平日コース・土日コース等、バリエーションは豊富です。自分のペースに合ったスケジュールで受講しやすい資格と言えるでしょう。

2人の女性介護士

「初任者研修」のメリット『6選』!取得の方法からキャリアパスまで

介護士の入門資格である初任者研修。資格取得のメリットやその方法、介護士としての今後のキャリアについて解説します。

詳細を見る

介護福祉士実務者研修

キャリアアップを目指す介護士のイメージ

介護福祉士実務者研修とは、介護職員初任者研修の上級資格として、基本的な介護能力を高めることを目的とした資格です。現在では、介護福祉士国家試験の受験資格として、介護福祉士実務者研修を修了することが定められました。そのため、介護福祉士を目指す場合は、キャリアアップのために必要な資格でもあります。


メリット

先に挙げた通り、介護福祉士実務者研修と3年の実務経験により、介護福祉士の受験資格を得ることができます。


また、この資格を取得していないと実施できない、たん吸引や経管栄養の知識を得てケアが実施できるため、現場でも貴重な存在として重宝されます。


さらに、訪問介護事業所に必ず設置しなければならないサービス提供責任者と活躍できます。現場のリーダー的な立場で働ける可能性も高まり、給与アップも期待できます。


取得方法

介護福祉士実務者研修のカリキュラムは20科目で構成されており、合計450時間の学習時間を設けます。筆記試験はありませんが、学んだ内容を振り返るための課題を提出する場合もあります。


実技試験は義務化されていないため、スクールによって実施の有無が異なりますが、行っているところが多いようです。確認の意味で行われるため、あまり緊張せずに受けましょう。


講座の受講方法は、介護職員初任者研修と同様にスクールでの受講が一般的です。通学・通信の2種類から選べる場合が多いですが、通信を選択しても一部は通学して受講する必要があります。なお、保有資格等によっては、一部免除される科目があるため、確認しておきましょう。


受講の対象

介護福祉士実務者研修は、原則誰でも受講することが可能です。介護職員初任者研修の上級資格という位置づけではありますが、介護職員初任者研修を修了していなくても受講できます。ただし、やや専門的で高度な内容も含まれているため、介護の仕事が未経験の場合はまず介護職員初任者研修の受講をおすすめします。


取得までの期間

資格取得までの期間は約6か月が目安です。しかし、保有資格により免除される科目があれば、それよりも早く取得することが可能です。例えば、介護職員初任者研修修了者であれば、約2か月程度で取得できるスクールもあります。

ノートとペン

実務者研修は取るべき?4つの取得メリットと費用や期間の目安を解説

取得までにかかる期間や費用、キャリアアップなど実務者研修の資格取得のメリットについて解説します。

詳細を見る

介護福祉士

介護のイメージ図

介護福祉士とは、介護を必要とする方のさまざまな生活を支援することや技術を取得していることを証明できる国家資格です。介護サービスを実施する多数の事業所で働くことができ、多くの事業所や施設等で求められる存在です。慢性的な人材不足を抱える介護業界において、一人でも多く在籍してほしいと考えられている人材です。


メリット

介護福祉士を取得することで、現場のリーダー的な立場を任せられるようになるなど、キャリアアップにつながります。資格手当が給与にプラスされるなど、給与面のアップも見込める可能性があります。


取得方法

介護福祉士を取得するには、まず受験資格を満たす必要があります。受験資格を満たしたあと国家試験を合格後、登録を経て介護福祉士を名乗ることができます。


受験の対象

・養成学校を卒業する
・実務経験3年以上+実務者研修修了

学校を卒業して受験資格を得る方法としては、高等学校卒業後又は中等教育学校卒業後、指定養成施設を卒業して国家試験を受ける方法と、高等学校又は中等教育学校で福祉に関する所定の単位を修めて卒業し国家試験を受ける方法があります。


介護職員として就職後、働きながら国家試験を受験する場合は、実務経験3年と介護福祉士実務者研修を修了すると受験資格が得られます。


取得までの期間

介護福祉士の受験資格を得るまでは、どのような方法で行うかにより資格取得までの期間は異なります。


男女の介護福祉士

【介護福祉士の基礎知識】資格取得方法やメリット、おすすめの職場とは?

介護福祉士の資格取得方法や国家試験の概要や資格取得によるメリットを解説。おすすめの職場についてもご紹介します。

詳細を見る

認定介護福祉士

介護士のイメージ写真

認定介護福祉士は、2015年に介護福祉士の上位資格として新設された民間資格です。介護福祉士の更なる知識やスキルの向上を目的としており、現在介護士のキャリアパスにおいては、ケアマネジャーとならび最上位の資格になります。


メリット

認定介護福祉士は、実践的な介護のスキルのみならず、職員への指導やマネジメントや他職種・各関係機関との連携など、介護士としての総合的なスキルを身に付けられる点が挙げられます。


ただし現状では、資格取得による給与などの収入面における差は生まれておりません。取得までのハードルも高いので、今後の認定介護福祉士の登録者数を増やしていくためにも、取得によるメリットをより明確にすることは、ひとつの大きな課題であると言えるでしょう。


取得方法

認定介護福祉士を取得するには、介護福祉士としての5年以上の実務経験と600時間の研修の受講が必要となります。認定介護福祉士は、介護福祉士と異なり民間資格となりますので、研修を修了して、申請が受理されれば取得することができます。


受験の対象

・介護福祉士として実務経験5年以上+計600時間の研修

認定介護福祉士の資格取得には、介護福祉士としての5年以上の実務経験が必要となります。


また必須条件ではありませんが、「日本介護福祉士協会」によると、認定介護福祉士の『主条件』として、「実務経験7~8年以上」「介護チームのリーダー経験」「居宅・居住(施設)双方での生活支援経験」があることが望ましいとされています。


取得までの期間

認定介護福祉士資格を取得するには、計600時間というかなり時間のかかる研修カリキュラムを修了する必要があります。そのため、取得までは平均して1年から1年半程度の期間を要することになるでしょう。


ケアマネジャー(介護支援専門員)

プランを提案する人

ケアマネジャー(介護支援専門員)とは、介護保険制度に基づいて、ケアプランの作成や、関係機関の調整をするための専門的な資格です。国家資格ではありませんが、介護サービスが必要な方やその家族と、事業所をつなぎ、必要に応じて相談にのったり助言をしたりする、いわば介護のプロです。


メリット

受験資格を得るまでに少なくとも5年以上を要することや、試験の難易度も高いことから、介護系の資格の中では到達点とも言われます。そのため、資格手当や基本給のアップが期待でき、転職先の選択肢も増えるのが一般的。所属する事業所にもよりますが、居宅介護支援事業所は日勤のみとなる場合がほとんどなので、不規則勤務を控えたい方も働きやすいでしょう。


取得方法

受験資格を満たし、年1回の試験に合格する必要があります。合格後は、都道府県の実施する研修を受講することで、ケアマネジャーとしての業務を行えます。


受験資格

・特定の資格取得後、実務経験が5年以上かつ業務に従事した日数が900日以上
・特定の施設で、生活相談員や支援相談員等として5年以上かつ900日以上従事

医師免許をはじめとする特定の資格や相談援助業務を行う施設については、非常に細かく定められており、各試験実施団体への確認が欠かせません。


また、2018年までは上記以外に、「介護資格+介護等業務経験5年」「介護等業務経験10年」を満たす方にも受験資格が与えられていましたが、現在では対象外です。


取得までの期間

いずれにしても実務経験5年以上となり、取得までの期間は人により異なります。


介護の資格取得を支援する事業所も多数!スキルアップを図りながら介護士として働こう

介護の資格は、取得することで得られるメリットも大きいだけでなく、働きながらキャリアアップを目指すことも十分に可能です。


就職当初は未経験・無資格だったとしても、資格取得のためにサポートしてくれる事業所は多数あります。その一方で、資格取得のための支援が十分でない職場もあるため、これから介護の仕事に就きたい場合は確認しておきましょう。


介護の分野で積極的にキャリアアップしたい場合は、資格取得のためのサポートが充実している職場がおすすめです。


PAGE TOP