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身体介護?生活援助?訪問介護で抑えておくべき基本知識を紹介

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  • 更新日
投稿者:漆間 幸治

「訪問介護」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
その名の通り利用者の自宅へ赴き、介護サービスを行うサービスです。
主な業務内容に「身体介護」「生活援助」の2つがあります。
これについて世間でのイメージはもとより、資格が必要な業務ややってもOKな行為など、
初歩的な部分から説明していきます。

目次



介護サービスは大きく分けて「身体介護」と「生活援助」

介護士が行う業務は大きく分けて大きく2つあります。 タイトルにもある「身体介護」と「生活援助」です。


身体介護

・利用者の身体に接触して行う介助サービス

・利用者の日常生活動作(ADL)、手段的日常生活動作(IADL)、生活の質(QOL)や意欲の向上目的に行う自立支援、また重度化を防ぐサービス

・その他の専門知識・技術を伴う利用者の日常・社会生活上のサービス

以上の3つになります。
それぞれについて解説していきましょう。


■利用者の身体に接触して行う介助サービス

具体的には下記のようなものが該当します。

・食事介助

・入浴介助

・排泄介助

・清拭(体を拭く)

・更衣介助(着替え)

・体位変換

・移動・移乗介助

・起床・就寝介助

・服薬介助

基本的には文字の通り日常生活における食事や入浴、排泄などが単独でできているか、またできないと判断した際にサポートする業務になります。
寝返りを打てない方や、寝たきりになると発生する褥瘡の防止になる体位変換などは馴染みも薄いため、必要性をイメージし辛いですが、一人では行えない、またはそのおそれがる方の監視と考えるとわかりやすいでしょう。


■利用者の日常生活動作(ADL)、手段的日常生活動作(IADL)、生活の質(QOL)や意欲の向上目的に行う自立支援、また重度化を防ぐサービス

前述の身体に接触して行う介助サービスと併せて、自立生活支援・重度化防止のための見守り的援助になります。 介護サービスをご利用する方は、必ずしも一人で日常動作を行うことが難しいというわけではありません。
逆に、怪我をしたあとに単独で行えるように自立支援を行うために付き添うようなことも対象になります。
厚生労働省が定めた具体的な援助は以下のとおりです。

・ベッド上からポータブルトイレ等(いす)へ利用者が移乗する際に、転倒等の防止のため付き添い、必要に応じて介助を行う。

・認知症等の高齢者がリハビリパンツやパット交換を見守り・声かけを行うことにより、一人で出来るだけ交換し後始末が出来るように支援する。

・認知症等の高齢者に対して、ヘルパーが声かけと誘導で食事・水分摂取を支援する。

・入浴、更衣等の見守り(必要に応じて行う介助、転倒予防のための声かけ、気分の確認などを含む)

・移動時、転倒しないように側について歩く(介護は必要時だけで、事故がないように常に見守る)

・ベッドの出入り時など自立を促すための声かけ(声かけや見守り中心で必要な時だけ介助)

・本人が自ら適切な服薬ができるよう、服薬時において、直接介助は行わずに、側で見守り、服薬を促す。

・利用者と一緒に手助けや声かけ及び見守りしながら行う掃除、整理整頓(安全確認の声かけ、疲労の確認を含む)

・ゴミの分別が分からない利用者と一緒に分別をしてゴミ出しのルールを理解してもらう又は思い出してもらうよう援助

・認知症の高齢者の方と一緒に冷蔵庫のなかの整理等を行うことにより、生活歴の喚起を促す。

・洗濯物を一緒に干したりたたんだりすることにより自立支援を促すとともに、転倒予防等のための見守り・声かけを行う。

・利用者と一緒に手助けや声かけ及び見守りしながら行うベッドでのシーツ交換、布団カバーの交換等

・利用者と一緒に手助けや声かけ及び見守りしながら行う衣類の整理・被服の補修

・利用者と一緒に手助けや声かけ及び見守りしながら行う調理、配膳、後片付け(安全確認の声かけ、疲労の確認を含む)

・車イス等での移動介助を行って店に行き、本人が自ら品物を選べるよう援助

・上記のほか、安全を確保しつつ常時介助できる状態で行うもの等であって、利用者と訪問介護員等がともに日常生活に関する動作を行うことが、ADL・IADL・QOL向上の観点から、利用者の自立支援・重度化防止に資するものとしてケアプランに位置付けられたもの


出典:厚生労働省「「訪問介護におけるサービス行為ごとの区分等について」の一部改正について」

上記のような、あくまで見守ることに重きをおいて有事に備えることを指します。


■その他の専門知識・技術を伴う利用者の日常・社会生活上のサービス

介護福祉士や本来看護師が行っていた、たんの吸引、経管栄養などを行える喀痰吸引等研修修了者など、より専門的な分野、医療行為などを指したものになります。


生活援助

・掃除

・洗濯

・ベッドメイク

・衣服の整理・被服の補修

・一般的な調理、配下膳

・買い物・薬の受け取り

対して生活援助は、上記のような日常生活を送る上で必要な家事など、代わりに行える部分を肩代わりするものと考えるとわかりやすいです。多くは訪問介護の分野で、身体介護を必要としないシーンで行われる事が多いです。
特性上、身体的負担や専門的な知識、経験は「身体介護」の方が多く求められる傾向にあります。ただし基本的には施設内で正職員として勤務する場合、どちらかに絞っての勤務ということはあまりないため「生活援助」と合わせてどちらも行うものと考えましょう。


Tips
「介護」と「介助」の違いは?

「介護」・・・高齢者や体が不自由な人に対し、自立支援を目的として行う行為全般を指す。
「介助」・・・介護として行う具体的な行為内容を指す(例:食事介助、入浴介助)


施設形態毎の違いは?

では施設毎の違いはどうでしょう。ここでは病院や介護医療院などの「医療施設」、特別養護老人ホームやグループホームといった「介護施設」の2つに分けて解説していきます。


病院(医療施設)

・基本的なスタンスとして病気や怪我の治療をする人へのケアがメイン

・看護助手としての扱いになる場合が多い

・医師や看護師がいる環境での勤務になるケースがほとんど(多職種連携は必至、有事の際の安心感)

・患者の家族と会う機会が多い

簡単にまとめてしまうと、「怪我や病気を治す」ことに重きをおいた施設で、看護師の業務を補助するイメージです。具体的には医療機器の準備、片付け、洗浄、また入院患者が院内を移動する際の付き添い、医療行為のサポートなどです。
医師や看護師など、医療の専門知識がある職種からの指示に則って業務を行いますので、多くの場合“看護助手”として扱われることになります。


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介護施設

・基本定期なスタンスは利用者のらしい生活を援助することや自立を支援すること

・圧倒的に介護職員が多数の環境

・利用者の家族に会う機会は少ない(通所に限り毎日会う可能性がある)

対して介護施設では、もちろん持病などもあり、一概に治すことがないとは言いませんが、食事・入浴・排泄などの各種介助業務、レクリエーションの実施などで、利用者の自立を支援したり、生活の質を向上させることがメインになります。介護士が中心となる施設ですので、ある程度自分で判断する場面も出てきます。


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若い人でも介護士になれる!今後ますます必要とされる貴重な人材!

介護士は今後どんどん必要とされていくことが予想されます。大きな理由の一つとして、日本が少子高齢化が進んでいることが挙げられます。
上記のグラフを見ていただくと分かる通り、「65歳以上の割合」が増加しているのに対し、「65歳以上を15〜64歳で支える割合」は減少していることがわかります。しかもこの傾向は現時点で2040年以降まで続くことが予想されています。
介護対象者の多くは65歳以上の高齢者です。つまり今後必要性は増加していく可能性が極めて高く、現状でも人手不足といわれている介護業界はさらに多くの人材が必要となってくるため、長い期間必要とされていくことが容易に予想されます。

介護士のキャリアアップは?取得しておくべき資格を紹介

介護士で働いていく上で早くキャリアをスタートすることでアドバンテージを得ることも可能です。経験を積むことももちろんその一手ですが、何よりもおすすめなのは資格を取得することです。


その中でもおすすめなのは次の5つです。

・介護職員初任者研修

・介護福祉士実務者研修

・介護福祉士

・認定介護福祉士

・ケアマネジャー


・介護職員初任者研修

介護職員初任者研修とは、介護の基礎的な知識と技術、マナー等を学ぶ資格です。国家資格ではありませんが、介護職員として特に大切な、人の尊厳や権利、介護の理念等が身に付きます。そのため、これから介護の勉強を始めたい方や、無資格から介護の世界へ就職したい方におすすめの資格です。


・介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修とは、介護職員初任者研修の上級資格として、基本的な介護能力を高めることを目的とした資格です。現在では、介護福祉士国家試験の受験資格として、介護福祉士実務者研修を修了することが定められました。そのため、介護福祉士を目指す場合は、キャリアアップのために必要な資格でもあります。


・介護福祉士

介護福祉士とは、介護を必要とする方のさまざまな生活を支援することや技術を取得していることを証明できる国家資格です。介護サービスを実施する多数の事業所で働くことができ、多くの事業所や施設等で求められる存在です。慢性的な人材不足を抱える介護業界において、一人でも多く在籍してほしいと考えられている人材です。


・認定介護福祉士

認定介護福祉士は、2015年に介護福祉士の上位資格として新設された民間資格です。介護福祉士の更なる知識やスキルの向上を目的としており、現在介護士のキャリアパスにおいては、ケアマネジャーとならび最上位の資格になります。


・ケアマネジャー

ケアマネジャー(介護支援専門員)とは、介護保険制度に基づいて、ケアプランの作成や、関係機関の調整をするための専門的な資格です。国家資格ではありませんが、介護サービスが必要な方やその家族と、事業所をつなぎ、必要に応じて相談にのったり助言をしたりする、いわば介護のプロです。
以上のものが代表例になります。給与情報などよりくいわしい情報を知りたいときは下記のコラムから詳しく調べてみましょう。

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介護士は若い方でも第一線で精力的に働ける職業です。今後も多くの方に必要とされる介護サービスでは、今後も多くの方が必要とされます。資格を取得することで将来的なキャリアアップも目指せ、様々な働き方も実現できるようになります。何か社会貢献となる職業に興味のある方は、一度求人を見てみるのもいいかもしれません。


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