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看護師が「辞めたい」と感じる理由とは?2つの視点から考える対処法を紹介

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投稿者:漆間 幸治

白衣の天使とも呼ばれる看護師ですが、一般の人や患者からそう見えている裏で、過酷な環境で働いている人が多いことも事実です。変則勤務や夜勤の多さ、責任の重さ、複雑な人間関係など、そのつらさ故に、多くの人が「辞めたい」と感じてしまうのも不思議ではありません。今回は2つの視点から、「辞めたい」と思ってしまう現状を打破できるヒントを紹介していきます。

目次



1.どうして「辞めたい」と思うのか原因を把握して方針を考えよう

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まずは、なぜ看護師を辞めたいと思うのか原因を把握しましょう。原因を理解することで、次のステップを考えるときの指針になるはずです。辞めたい原因としては、次の2つが考えられます。


看護師という職種

看護の道を志して看護師の資格を取得したものの、実際に看護師として働いてみて、自分とは合わないと感じた、看護師という職種に魅力を感じなくなってしまったという人は珍しくありません。理想と現実のギャップを明らかにし、次の職場へと繋げることが大切です。


職場環境

看護師という職種自体を辞めたいのではなく、現在の職場に対して不安や不満があるのならば、そう思う原因を明らかにし、解決策や看護師として働ける別の職場を探してみましょう。


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看護師の離職率はどれくらい?

「辞めたい」と感じる看護師の中にも、「看護師として働くことを辞めたい」場合と「今の職場を辞めたい」場合の2つのパターンが存在することがわかりました。では、実際の看護師の離職率はどれくらいなのでしょうか。2020年「病院看護実態調査」によると2019年度の看護師の離職率は11.5%でした。全職種の離職率は11.4%とほぼ変わらず、看護師は離職率が高いとは言い切れないようです。

出典:2020年「病院看護実態調査」


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2.看護師を辞めたいと思う理由6選

看護師が実際に辞めたいと感じるのはどのような瞬間なのでしょうか。よくある理由を4つ紹介していきます。


職場の人間関係が良くない

看護師に限ったことではありませんが職場の人間関係が原因で退職を考えるケースは少なくありません。特に女性の多い職場では、ライフスタイルの変化が仕事に影響します。結婚による退職や出産・育児での休暇、子育て中の方であれば子どもの病気や行事で休みを希望することがどうしても増えてしまいます。その結果、業務のしわ寄せを受ける看護師にストレスが溜まり、家庭を持つ人を良く思わない人も出てきます。


また、看護の現場は慢性的な人手不足であることからひとりが抱える業務量が多くなりがちです。忙しすぎて心に余裕のない状態では人間関係がギスギスし業務に支障が出てしまうこともあります。指導する看護師が余裕のない状態だと新人指導がどうしても厳しくなってしまいます。新人看護師が質問や相談をしにくい状態では看護師としての成長が遅くなり、先輩看護師の負担が減らないなど悪循環が生まれてしまいます。


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夜勤の負担が大きい・生活リズムが合わない

病棟勤務の場合夜勤は避けて通れません。変則勤務は生活リズムが乱れ、体調不良の原因となります。また、夜勤帯は少ない人数で業務を行います。緊急事態にも少人数、もしくは一人で対応しなければなりません。経験の浅い看護師の場合、日勤と比べて負担や責任が大きい夜勤を負担に感じてしまうことがあるようです。


また、夜勤をしていると家族や友人と生活のリズムが合わないといった悩みも耳にします。特に子育てをしている看護師の場合、夜勤の時に子どもの面倒を見てくれる人がいないと今まで通り働くことは難しくなってきます。夜勤の免除が可能な職場であれば問題ありませんが、夜勤必須の場合退職せざるを得ません。


休暇が取れない・取りづらい

人手不足の病院では休暇も十分に取ることができません。呼び出しがあったり、研修が入ったりと休日なのにゆっくり休むことができないと悩む看護師も少なくありません。夜勤のある看護師の場合、休日は生活のリズムを整えたり、休息をしっかり取ることが重要です。仕事の疲れやストレスを休日に上手くリフレッシュできないと、心も身体も疲れが溜まってしまい看護師を辞めたいという気持ちに繋がってしまいます。


また、看護師はカレンダー通りに休むことが難しいため家族や友人と休みを合わせるのが難しくなってしまいます。看護師の勤務は不規則なので休みが合ったとしても日中はゆっくり休みたいなど生活のずれが生じてしまうようです。生活リズムを崩さず規則的に働きたい方には夜勤のないクリニックなどの勤務がおすすめです。


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給与が安い・見合っていない

看護師の給与は一般的な企業と比較すると高い傾向にあります。ですが、業務量や負担を考えると見合っていないと感じてしまうそうです。看護師の給与は経験年数に応じて決まることが一般的なのでモチベーションの維持が難しく辞めたいと感じてしまうようです。


看護師を続けたいけど収入面で悩んでいるのであれば、認定看護師や専門看護師などの資格取得がおすすめです。資格取得は給与の底上げに加えて、看護師のスペシャリストとして必要な知識も同時に身につけることができることでしょう。


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医療ミスへのプレッシャー

医療現場は命と隣り合わせで気が抜けません。小さなミスが大きな事故に繋がる可能性も大きく、ベテラン看護師でも医療ミスを起こすことは怖いものです。仕事をする上で適度な緊張感を持つことは大切ですが、過度なプレッシャーから精神的に参ってしまう人も少なくないようです。


特に死と向き合わなければならない急性期病棟や緩和病棟ではプレッシャーも大きくなります。経験の浅い看護師であればあるほど「辛い・辞めたい」という気持ちになる傾向が強くなります。


そもそも看護師に向いていない

新人看護師に多く、ミスが重なり気持ちに余裕がなくなった時に自分は看護師に向いていないのではないかと考えてしまうようです。他にも生活のリズムを安定させたい、ひとりで黙々と働きたい、患者さんを看取るのが辛いなどの理由で看護師に向いていないと感じることが多いようです。


ですが看護師として働ける場所は病院だけではありません。辛いことや苦手なことだけでなく、自分の得意なことや興味のあることに目を向けてみることで自分に合った職場が見つかるかもしれません。「看護師に向いていないかも」と悩んでいる方は病院以外での勤務も視野に入れてみると良いでしょう。


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3.【経験年数別】看護師が辞めたいと感じる理由や悩みとは

看護師が辞めたいと感じる主な理由を紹介していきましたが、立場や経験年数によっても辛い・辞めたいと感じる理由が変わってきます。ここでは経験年数別の理由を紹介していきます。


1~3年目の新人看護師の場合

新人や経験が浅いうちは、自分のミスや理想と現実のギャップに悩む人が多いです。特に1年目は、慣れない環境で覚えることも多く看護師にとって一番苦しい時期です。失敗して周りに迷惑をかけてしまうと看護師に向いていないのではないかと思ってしまい、辞めたいという気持ちに繋がってしまいます。


辛い1年目を乗り越えても2、3年目の辛さがあります。一通りの業務をこなすことができるようになりますが、看護師としてはまだまだ未熟な状態です。1年目のような先輩看護師のサポートがなくなり、より難しい患者を任されるのでミスへの不安が増し看護師としての自信を失くしてしまう時期でもあります。


3年目以降の中堅看護師の場合

看護師として独り立ちした3年目以降の看護師には新人時代とは異なる悩みがあります。3年目まではフォローされる側でしたが、3年目以降はプリセプター業務やチームリーダー業務などが加わりフォロー・指導する側になります。負担や責任が大きくなり辛いと感じる方も多いです。


また3年目以降は、上司と後輩の間で板挟みになったり、医師や多職種とも関わる機会が増えてきたりと人間関係のトラブルが起こりやすい時期です。そのため人間関係を理由に転職を検討するケースがもっとも多くみられます。


10年目以降のベテラン看護師の場合

10年目以降になると主任やリーダーなど責任のある立場を任されることが多くなります。負担や業務量が増えることで精神的・体力的に看護師を続けることが難しいと感じる人も多いようです。また、10年目の看護師は30歳を迎える人が多い年です。結婚や出産などライフスタイルにも変化が現れるタイミングであるため、10年目という節目で今後の働き方を見つめなおして転職する人もいるようです。


4.「やめたい」と思った時の対処法とは

悩む医療従事者の女性

看護師という職種自体を辞めたいのか、それとも現在の職場を辞めたいのかを明らかにすると、具体的な対処策を絞り込むことができます。実際にどのような行動をとれば良いか、それぞれ見ていきましょう。


看護師という職種自体が原因の場合

看護師という職種自体に魅力を感じなくなってしまったときは、次の2つの方法で解決を模索してみましょう。


■仕事への向き合い方、考え方を変えてみる

看護師という仕事自体に悩みの原因があったとしても、考え方を少し変えるだけで解消できることがあります。例えば「看護師の仕事は忙しい。もう看護師を辞めたい」と考えている方でも、仕事に慣れてくれば手順が改善され、以前より時間的にも余裕を持って仕事ができるようになるはずです。


「医学の知識がない」「何を指示されているのかわからない」といった悩みも、職場に慣れることや勉強をすることで克服できます。「辞めたい」と思ったときは、まず自分で改善できることがないか考えてみましょう。


■働く環境を変える

看護師の仕事に対する悩みの種は、もしかしたら現在の職場特有のものかもしれません。例えば「夜勤があるからしんどい。看護師を辞めたい」という悩みであれば、クリニックや通所などの日勤のみの介護施設に転職すれば、夜勤をせずに働くことができます。


「注射などの手技が苦手」といった業務に直接かかわる悩みであっても、比較的行う機会の少ない診療所に転職することで解決できるでしょう。別の診療科や医療機関、介護施設などに環境を変えることで、うまくいくことも多いのです。


■休みを取得する

看護師という仕事に対してマイナスなイメージを持ち続けたまま働いていると、どうしてもネガティブな考え方になってしまいがちです。そういった時は一度仕事から距離を取ることも手段の一つです。可能であれば有給休暇や勤務先の休暇制度などを活用して休みを取得してみましょう。趣味に没頭したり身体を休めて心身共にリフレッシュすることで、マイナスな気持ちがやわらいだり、ポジティブな考え方が出来るようになるかもしれません。


現在の職場環境が原因の場合

看護師としての仕事を辞めたいわけではないけれど、現在の職場に辞めたい原因があるというケースも少なくありません。職場環境が原因な際の解決法をご紹介します。


■上司や先輩に相談する

自分より経験の豊富な上司や先輩に相談してみることで的確なアドバイスがもらえるでしょう。自分が抱えている悩みは他の職員にも共通した悩みであることが多くあります。みんなで立ち上がることで職場を改善できることもあるでしょう。


もちろん、無理して改善しようとして逆にストレスになってしまっては本末転倒ですが、自分で何かを改善できた経験はきっとその後の人生にもプラスになります。まずは自分で何か変えられないか考えてみると良いでしょう。


■同期の友人に悩みを打ち明ける

上司や先輩にはなかなか話しにくいことも、同期で共に頑張ってきた職場の友人であれば気軽に悩みを打ち明けたり、相談に乗ってもらったりしやすいのではないでしょうか。もしかしたら友人も同じような悩みを抱えていたなんてこともあるかもしれません。お互いに励まし合って気持ちが落ち着いたり、1人ではどうしたらいいか分からないことも、相談することで解決策が見つかったりすることもあるでしょう。


■異動を希望して新しい環境へ移る

人間関係に問題があるときは、異動を願い出てみましょう。クリニックでは難しいですが、複数の診療科がある病院なら、ほかの診療科に異動することで人間関係を変えることができます。


異動が難しい場合は、転職を検討することも一つの手です。夜勤の多さや過重労働について悩んでいる方も、別の医療機関や介護施設などに転勤することで問題を解決できるはずです。悩みの理由を分析して、より自分に合った職場を見つけましょう。


5.看護師を辞めることのデメリット

転職を考える前に、いくつか知っておいた方が良いデメリットがあります。看護師を辞めたいと考えている方、転職を考えている方は一度デメリットについても考えてみましょう。


収入が下がる

看護師は夜勤手当や残業手当がつくため一般企業に勤める会社員より給与が高くなります。看護師を辞めて未経験の状態で一般企業に就職してしまうと収入が一気に減ることが予想されます。辛いからと衝動的に看護師を辞めてしまうと今度は収入面のギャップに悩むことになってしまいます。収入が減ることも踏まえて看護師を辞めたいのかを考えてみてください。


辞め癖がついてしまう

衝動的に辞めてしまうと辞め癖が付きやすくなってしまいます。嫌なことがあると「辞める」という選択肢しか浮かばず今後何度も転職を繰り返すことになってしまうからです。看護師は求人数も多く、一般企業で働く人に比べて転職回数が多い傾向にありますが、転職回数が多すぎるとネガティブな印象を与えてしまうため転職活動を行う上で不利に働いてしまいます。


奨学金の返済を求められることがある

奨学金を利用する看護師は少なくありません。その魅力は決められた年数働けば全額免除されることです。ですが、お礼奉公中に退職してしまうと残りの返済額を一括請求されてしまいます。勤務期間が短い程高額になります。トラブルにならないよう規約などは退職前に必ず確認するようにしましょう。


6.転職について具体的に考えてみよう

看護師という職業自体に不安がある場合でも、職場環境のせいで辞めたいと考えている場合でも、「転職」で環境を変えることによって問題を解決できる可能性は高まります。 抱えている問題点を明らかにし、それを解決する職場を探しましょう。詳しくはこちらのコラムもチェックしてみてください。


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【看護師転職の悩みを解決】お悩み別の対処法と転職先の選び方とは?

「転職の仕方がわからない」「転職をしても思い通りの働き方ができるのか不安」「何度も転職を繰り返してしまうのでは

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転職先を探す方法としては、次の2つがあります。どちらが自分に合うか考えながら見ていきましょう。


紹介エージェント

紹介エージェントとは、転職希望者一人ひとりに専属のエージェントがつき、希望条件に合う職場を探して紹介するサービスです。転職希望者は最初に条件だけを伝えれば良いので、手間をかけず効率的に転職活動を進めていくことができます。


また、エージェントは転職先候補の人間関係や給料制度などの内情を調査してくれるので、求人案内などに記載されていない情報を取得できるという強みがあります。面接対策や履歴書作成などもエージェントのアドバイスを受けることができ、心強いサポートを受けながら理想の職場を探していけるでしょう。


求人サイト

求人サイトは、多くの求人案内が掲載されたWebページで、条件ごとに自分に合った職場を絞り込める点が特徴です。看護師専門の求人サイトもあり、看護師としての仕事を効率よく探すことができます。


エージェントはつきませんが、その分、自分のペースで転職活動ができるというメリットがあります。「早く転職したい」という方から「良い案件があれば転職を考えたい」という方まで、誰でも利用しやすいのが大きなメリットです。さまざまな条件で案件を絞り込み、理想の職場を探していきましょう。


7.辛ければ辞めるのも一つの選択肢、その気持ちを糧に動き出そう

空を見上げる女性

働き方や職場環境、仕事内容が合わないと感じたとき、「仕事を辞めたい」と思うのは当然です。大切なのは、そう思った理由や原因を見つけ出して、より自分に合った働き方を見つけること。必要であれば、他の職場や別の職業への転職も、現状を改善するための手段として有効でしょう。自分が望む働き方ができる職場を探し、環境を変えてみてはいかがでしょうか。


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